日野自動車の白井芳夫社長は20日の会見で、東京都日野市にある本社工場から茨城県古河市に建設する新工場に段階的に生産を移転し、2020年までに、日野本社工場は閉鎖することを明らかにした。本社や技術部は日野に残る。
茨城の新工場は、土地の取得などを併せた総投資額が500億円強になる見通し。まずはノックダウン工場を移転し、2012年春には新工場で稼働を開始する予定。その後、コア部品製造や車両組み立てを順次移転し、2020年までには移転を完了させる。日野本社工場の生産能力は10万台規模だが、古河市の新工場はほぼ倍増の20万台規模とする。
白井社長は、工場移転の理由について「日野工場では、生産台数を増やすことが難しい。また、新しい生産システムに移行するためには、生産をいったん止めなけれなならず、新しい生産拠点が必要だ」と説明した。
日野では、2009年にノックダウン生産が完成車を逆転。今後も海外向けにノックダウンが増加するとみており、現状の日本中心の生産体制からグローバル生産体制へと移行する。世界共通部品の種類数を大幅に減らし、日本からはコア部品を海外中核生産拠点に供給。それを海外で組み立て、各拠点から域内各国へ完成車を輸出する。茨城の新工場は、こうした海外向けへのコア部品輸出の拠点になる。
ロイターニュースより
茨城の新工場は、土地の取得などを併せた総投資額が500億円強になる見通し。まずはノックダウン工場を移転し、2012年春には新工場で稼働を開始する予定。その後、コア部品製造や車両組み立てを順次移転し、2020年までには移転を完了させる。日野本社工場の生産能力は10万台規模だが、古河市の新工場はほぼ倍増の20万台規模とする。
白井社長は、工場移転の理由について「日野工場では、生産台数を増やすことが難しい。また、新しい生産システムに移行するためには、生産をいったん止めなけれなならず、新しい生産拠点が必要だ」と説明した。
日野では、2009年にノックダウン生産が完成車を逆転。今後も海外向けにノックダウンが増加するとみており、現状の日本中心の生産体制からグローバル生産体制へと移行する。世界共通部品の種類数を大幅に減らし、日本からはコア部品を海外中核生産拠点に供給。それを海外で組み立て、各拠点から域内各国へ完成車を輸出する。茨城の新工場は、こうした海外向けへのコア部品輸出の拠点になる。
ロイターニュースより