以下東洋経済オンラインから抜粋!
『企業の成長を加速させるダイナミック、いばらき。』
~圏央道経済圏が動き出す~
その一つが、圏央道だ。茨城県内では稲敷インターチェンジ(IC)からつくば中央IC間が開通。つくばジャンクション(JCT)では常磐自動車道と接続し、圏央道沿線エリアの首都圏へのアクセスが飛躍的に向上している。
常磐自動車道を北に進めば友部JCTで北関東自動車道にも接続。東に向かえば茨城港の常陸那珂港区に直結する。圏央道という大動脈の進展とあわせ、ICへのアクセス道路の整備が着々と進められるなど、エリア全体の交通インフラの拡充が加速している。

(左)県内では圏央道の建設が進行中。 (右)つくばエクスプレスは沿線の風景を大きく変えた。 沿線の人口も増えている
何よりも、首都圏という大消費地に対して、日々のきめ細かなロジスティクスを求められる企業に圏央道は大きなメリットをもたらすはずだ。マーケットに近接したコンパクトなサプライチェーンを構築することによって効率的かつ環境負荷の少ないロジスティクスを実現する一方、沿線地域では地の利が格段に向上することによって、機能高度化が求められる新しい物流拠点の立地場所としても有力な選択肢に入ってくるはずだ。
とりわけ、茨城県内の区間は、首都圏50キロメートル圏内にありながら、比較的安価な地価が大きな魅力ともなっている。アクセスとコストとの最適なバランスにある場所こそ、茨城県の圏央道周辺エリアと言えるのではないだろうか。
事実、2012年12月にはホームセンター大手のコメリグループが圏央道稲敷ICに近接する江戸崎工業団地に「コメリ茨城流通センター」を開設。東関東エリアへの効率的な商品供給を可能にする新たな拠点が、物流の効率化、合理化を推し進める。
稲敷ICの隣、阿見東ICから2キロメートルの地にある阿見東部工業団地では雪印メグミルクの新工場が建設中。再来年度下期の全ライン稼動を予定しており、利便性の高い交通アクセスをフル活用し、原料から製品までのトータルなSCM(サプライチェーン・マネジメント)に取り組む。
そして、圏央道を西にたどれば古河市の日野自動車と事例には事欠かない。現在、IC建設予定地の坂東市や五霞町では工業団地開発などの取り組みも進んでいる。

圏央道のネットワークは、常磐道から北関東自動車道へと続き、茨城港常陸那珂港区(右上)にもつながる。
茨城県南部の圏央道沿線エリアでは,江戸崎工業団地にコメリ(左上)、 阿見東部工業団地に雪印メグミルク(上)が新規立地
これから予定されている圏央道と東北自動車道、そして東関東自動車道への接続による世界に開かれた生産・流通の新たなネットワーク、すなわち、圏央道経済圏の形成を見込んだ動きが活発になっていくことは想像に難くない。
すでに、立地している企業も、茨城県のポテンシャルをあらためて認識しているようだ。しかし、茨城県が全国一位の座にあり続ける要素は、ほかにもある。
なんと坂東市も取材されていました!
COLUMN 進化する圏央道エリア
<坂東市役所> 企業誘致とともに新しい街づくりを
坂東市役所企画部特定事業推進課で企業誘致を担当する張替聡氏に工事が進捗する猿島岩井IC(仮称)の建設現場を案内していただいた。
坂東市内では圏央道の猿島岩井IC(仮称)に連結する複数のバイパスを整備中。市内の立地企業も圏央道には高い期待を寄せています。坂東市としても圏央道を契機として、市内に新たな工業団地造成を予定しており、新しい企業と人が集まる魅力ある街づくりを構想しています。ぜひ、新たな事業計画を立案される際にはご相談ください。
圏央道境IC開通予定は来年度!!平成26年度です!(平成27年3月31日までには開通します)