令和2年度の決算による、「茨城県境町の財政状況」をご報告いたします。
この7年間で、隈研吾氏の施設や、スポーツ施設、保育園の誘致や、新たなブランド品の開発、防災減災事業や、防犯カメラの増設、冠水事業対策、子育て支援事業や英語教育など、ハード・ソフト両面において、大きな投資を茨城県境町は、毎年実施してまいりました。
本来ならば、借金は増え、財政も厳しく新規事業は難しいという状況が予想されましたが、稼ぐ自治体という発想が、奏功し、令和2年度の決算は、45年以上続いていた借金の増加を、食い止め、7連連続で借金を削減いたしました。
また、基金も、6億程度だった基金(貯金)が、25.8億円まで増やすことができました。町の財政基盤の安定は、住み続けられる町、持続可能なまちづくりには重要な指標の一つです。
そして、全国でも突出して悪かった、町の借金の比率である、将来負担比率も184.1%から、88.8%まで、削減することができました。
「財政の再建」「人口減少へに歯止め」「人材育成」この3点を、改善するために様々な政策をうってまいりましたが、財政にも一定の効果が見られ、人口減少についても、ここ数年は、社会増加が続きており、なんとか歯止めがかかりつつあります。
また、職員の育成についても、今回のコロナワクチンの接種においても、職員の頑張りで、県内でもトップクラスの接種の速さを実現していただき、7年前からすると、町をよくするためにどうするか考える職員が多くなったと実感しております。
令和3年度もコロナ禍ではありますが、更なる改善を進めるとともに住みやすい境町の実現に向けて努力をしてまいります。