思いつくままに書くブログ

基本旅行記と日本ハムファイターズの事しか書きません。そして忖度なくものを言う。いいものはいい悪いのは悪いと。

室蘭本線乗り歩き 富浦駅

2013-05-02 11:54:04 | 旅行
苫小牧10時08分発428Dに乗って最初に降りた駅はこちら。

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なかなか殺風景な駅ですなあ。

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登別の次の駅、富浦です。富浦といえば内房線にもあるので、切符を買えば「(室)富浦」となります。

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対面式ホームと掘っ立て小屋の待合室があるだけで、構内踏切で移動します。

歴史を調べてみますと1953年の開業とあるので60周年。かつては気動車専用駅として使われていました。昔の普通列車といえばSLが4両も6両も客車を引っ張っていましたが、当駅は住民が登別や室蘭に行ければよく、北海道で一番最初に気動車が配置された区間とも言われています。登別~鷲別~室蘭の区間運転に使われました。今も設定ありますが、当時はいまと比べ物にならないほど本数が多かったです。室蘭支線はいまの倍くらい旅客列車があったし、貨物も入れたら過密路線でしたよね。室蘭駅に機関区や客貨車区があったから、深夜23時に苫小牧発の客車、登別・伊達紋別発の気動車が室蘭行きとして運転していたり、反対に24時過ぎてから東室蘭行きがあったりと。飲み歩いた労働者の貴重な足、そして夜行列車の接続として活用されたようです。

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今でも運転本数は多いです。駅周辺を散策してみましょう。

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政党のポスターが田舎の駅の感じをさらに醸し出しているような気がします。

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当地は完全な猟師町で。駅前には水産加工場。たらこがメインの様子。そして小道をゆけば懐かしい雰囲気。そうそう、民家の壁には「東北サファリパーク」の琺瑯看板が。北海道では道南、海沿いに行くとかなり見られますが、この家の場合位置は線路に向いてないし、国道沿いじゃないので不思議ですね。

そもそもなんで北海道で営業活動したのだろうか?

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登別方にある蘭法華トンネル。

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その隣には単線並列のトンネルが打ち捨てられています。電化の際に径が小さかったからです。室蘭本線ではこのようなトンネルが結構多いですね。理由は電化だったり、海岸線ぎりぎりだったのを移設だったりと。まあ確かにこれでは架線スペースは取れません。直流なら何とかなりますが、絶縁を多く取らねばならない交流ですから。

そろそろ駅に戻ります。

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気動車専用駅だった所以で、ホームはもともと2両しかありませんでした。711系が走るようになってもそのままで、室蘭側の1両がはみだす形になっていましたが、色々と煩い時代になったのでホームが板張りで延長されました。しかし昨秋からは長くても2両までで使われなくなりました。

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1駅、登別まで戻ってみます。