列車が猪苗代に停車すると思いのほか降りた。観光客も多く、野口英世の生家でも訪ねるのだろうか。
雪も多くなってきた。
この地は私にも若干の所縁がある。母方の先祖は明治9年だかに屯田兵として札幌の山鼻に入植しているのだが、出身地がここで会津藩の武士だったそう。もっとも屯田兵で北海道へ行くということは下級武士ではなかったのかと思うが、以前読んだ野口英世の伝記の中に、母のシカが「○○さん(母の旧姓)の家は頭のいい人が多いから、勉強を見てもらうといい」と言ったいう記述を見つけた。検索してみると遠縁じゃないかと思われる人も出てくるし、まんざらじゃないのかと。
定刻から5分遅れて会津若松に到着。ほとんどが下車しましたが、残った人は喜多方でラーメンかな?にしても喜多方電化って、直通列車が少ないから無駄になっているよなあ。古い時刻表を見てもそんなに郡山~喜多方は多くないんだよね。
改札の前には只見線で雪崩があったことを知らすボード。こうやって写真があると分かりやすいですね。私はこのまま新津方面に向かいますから影響はありませんが、只見線を乗り通すつもりだったら「ヤラレター」って思うんでしょうね。
駅前にはバスの案内所があり、周遊バスの一日乗車券が500円で販売されていました。買おうかと思ったけど、停車中のバスを見ると満員。どうせ遠くまで行くつもりは無いので、バスはやめて街歩きにしました。
時代劇に出てきそうな店。落語の「道具屋」みたいに与太郎が「へーい」と言いながら鼻たらして出てきそう、そんな雰囲気です。
よく鰻の匂いだけで飯が食べられると言いますが、ホントいい匂いしてます。人気店のようで吸い込まれるようにお客さんが入ってゆきます。私は予算オーバーなので入りません。昼から贅沢してどうする。”原点回帰、原点回帰”。
なんとも立派な市役所です。
たまたま入ったのですが、奥は食堂となっていて待ちも多い、15人くらいはいたなあ。私は試食のみそをなめるだけで。
七日町駅まで来てしまいました。都合よく会津若松行きが来たらいいなあと思い時刻表を見たら5分前に行ったばかり。みそなめている場合じゃなかった!
程なくしてやってきたのは会津田島行きの列車でした。なかなかカラフルな車両ですね。結局会津若松駅まで歩いて戻ります。
昼飯は待合室の立ち食いそばで。
天ぷらそばを注文。麺は冷凍なのですが、太目で非常にモチモチしていてソバらしくないが食べ応えがあり旨い。冷凍庫に入っているのが見え、外袋を確認した。今度どこかで販売していたら買おう、それくらい旨い冷凍めんでした。天ぷらも都度都度店で揚げており(丁度オバチャン1人が天ぷら揚げていた)冷えてべっちゃりということはなかったです。