思いつくままに書くブログ

基本旅行記と日本ハムファイターズの事しか書きません。そして忖度なくものを言う。いいものはいい悪いのは悪いと。

バンコク→ウボンラチャタニ 中国製新型寝台列車に乗る その1 居住性は上々

2018-12-16 17:06:50 | 2018年の旅行記
19時40分過ぎにフワランポーン駅に戻ります。



夜の駅舎が何とも美しいです。



乗車前に駅前のセブンイレブンでおやつや水などを購入しますが缶ビールを買って「飲み納め」。タイの鉄道車内や駅構内では飲酒が一切禁止。かつては駅売店で瓶ビールを売っていたし車内販売でも「ビール買え!」としつこかったのも懐かしい。列車乗務員が飲酒の上乗客の14歳の子を荷物車に連れ込んで強姦殺人という事件があったためだけど、対策として客に禁酒を求めるのはどうかと思う。だけど酔っているのは処罰されないから今のうちということです。



20時になり荷物預けからバックパックを引き取り列車に乗りましょう。





ウボンラチャタニ行きは20時30分発で4番ホームから、ドーム内のホームから発車はどこか嬉しい。



列車にはサボはなく電光表示板。車掌に切符(インターネット予約をプリントしたもの)を見せるときちんと案内してくれました。特急列車だからでしょうかね。



さて車内です、新型の寝台列車に乗るのは初めてです。本当は元JR西日本の24系に乗りたかったが新型車両が配備されて運用は無くなったようで残念。新型車両は中国中車股份有限公司(中国中車)が製造。12両編成で固定編成となっているようです。造りは真ん中に通路のある「プルマン式」で、かつての日本では583系だとか、24系や14系のA寝台でお馴染みでした。



上段は畳まれることなくセットされていて、上下寝台のリネン類が積まれているのでちょっと頭上の圧迫感はあるかな。窓が大変大きいです。折り畳み式のテーブルとドリンクホルダー。従来型の寝台車(韓国製)は床が少し高くなっててそこに収納されていますが、ゴミも一緒に入っていたりと汚くて、引き出したときに吹いてくれるものの雑巾も汚くて不衛生でしたが、新型車両ではその心配はない。



読書灯とコンセントの用意もあります。ユニバーサルコンセントですからアダプター不要です。従来型にも設置はあったが普通のコンセントだったので、日本人にはあまり関係ないけど欧米人には不便だったでしょう。寝ている間にスマホ充電ができますね。220ボルト60Hzとなっていますが、最近の充電器で日本専用はまず見かけないので気にしなくていいでしょう。



列車は定刻通り20時30分にバンコクを発車です。ユラユラと構内のポイントを渡ってゆきますが構内外れで停車、実は駅構内は駅側でテコ扱い、本線上はCTCなんですが毎度ながらここの受け渡しがうまくできていないんですよ。ひどい時は後退して元のホームに戻ったことも…。今日は3分ほどの停車で動き出しました、よかった。



ほどなくして列車係が(車掌ではない)が寝台の設営に来ました。夜の発車だから最初からセットでもよさそうだがタイでは必ず発車後に設営します。日本でも運転距離の長い列車の場合は発車後に設営してましたね。寝台の使用時間は「19時から7時まで」が基本原則ですので。



あっと言う間に上下の寝台が生まれてゆきます。にしても手際がいい兄ちゃんだと思っていると私にかけた声が妙に甲高い、マスクしているし髪も刈上げているので男だと思ったら女だったよ。よく見れば…ブラジャーがうっすら透けていたわ。色気など皆無だけどさ。