思いつくままに書くブログ

基本旅行記と日本ハムファイターズの事しか書きません。そして忖度なくものを言う。いいものはいい悪いのは悪いと。

室蘭本線乗り歩き 白老町の福祉バス「元気号」

2013-05-04 11:29:26 | 旅行
食事を終えて、さらに駅から遠ざかるほうへ。もしバス停があって登別方面に向かう都合いい便があったら、萩野か北吉原まで先行して室蘭行き434Dに乗れればいいなあと。

すると役場の前に道南バスの停留所。年寄りが3人ほど待っているが登別方面は2時間後。何とものんびりした話だ。

しかし反対側を見ると曜日限定の時刻表がある。地回りのコミュニティーバスなのかもしれない、今日は水曜日と見ると5分ほどあとに虎杖浜行きというのがある。なんとも好都合だ乗ってみよう。運賃は300円くらいと見当をつけた。

定刻より若干遅れて道南バスが到着したものの様子がおかしい。まず前面の行き先表示が無い。そして2ドアなのに真ん中のドアが開かずに前のドアが開く。そして昼時なのに満員でほとんどが年寄り。運転手はぶっきらぼうで「早く乗って」といい、運賃表も表示されていない。運賃箱もボックスが抜いてあって使えない。これって一体なんなのだ?

そこでスマホで検索してみたらヒットしたのが福祉バス「元気号」ということ。町内在住の高齢者のために町の補助をもって運行しているバスで、曜日によって路線はばらばら。町民の利用が原則だが町外の人も可能で、70歳以上は無料とある。しかしそれ以外の運賃が見当たらなかった。

そもそもなぜバスを運行するかというと、白老といえば一時期(20年以上前)に萩野に旭化成が温泉つき分譲住宅を販売しており、そこの住民が高齢化で足がなくなりつつあるので、それを補うためとのこと。

バスは萩野まで進むと国道を折れて山側へ。住宅地をぐるぐる回り、フリー乗降でもあるのでこまめに停まる。こんな所来る事無い場所ばかりなので車窓は面白いが、どこに連れてゆかれるのか不安になる。虎杖浜から遠ざかっているような気がするし、なにしろ運賃は?ということ。

乗客は殆ど降りて私を含め2人だけ。ようやく虎杖浜という地名が聞こえたので降車ボタンを押して運転手に「駅の近くに停まるのか」と聞いてみた。すると「なんだ、駅に行きたいのか、それならもう少し先だ」とあと少し乗るように言われ、気づくと何てことの無い場所に停まった。

「そこの獣道を進んだら虎杖浜の駅のうらに出る」

見ると確かに虎杖浜駅があった。そして「運賃は?」と訊くと

「どこまで乗っても一律100円!そこの箱に入れて」

見ると足許に小さな専用の運賃箱が合った。そして運転手は「ってあんた先週も東京から来て乗っただろ」と。誰かと勘違いしているようだ。とはいえ白老から虎杖浜まで100円とは愉快だ。

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程なく434Dが入ってきたのも愉快だった。