思いつくままに書くブログ

基本旅行記と日本ハムファイターズの事しか書きません。そして忖度なくものを言う。いいものはいい悪いのは悪いと。

浅草で食を満喫する

2014-11-25 08:10:40 | 2014年の旅行記
東京に着いた翌日は、午前中は足立区方面で野暮用。終わってから東武電車で浅草へ。





東武浅草はどこかモダンな感じもするターミナル駅という印象を持っていましたが、関西に移住してしまうと阪急梅田や南海難波の足許にも及ばないって感じがします。時間は13時になるところ、勿論ここでお昼にします。そこで向かったのはこちらのお店。



どじょう鍋の銘店「駒形どぜう」。一度食べてみたかったんです。外の構えからして何となく敷居が高そうで足が遠のいていたんですが、私もアラフォーに足を突っ込んでいる齢になり、そろそろこういう店で飲む様になっても悪くないなと思ったのと、昼間の方が安く済みますからね。引き戸をがらりと開けるとそこにはテレビや写真で見たような座敷が広がります。下足番がいまして「おひとり様?お座敷でよろしいですか?」などと聞きます。勿論お座敷に限ります。下足札を預かって座敷の奥の壁際が空いていたのでそちらへ。



すぐにお姐さんがたっぷりの白ネギが入った薬味の箱をセットし



大層立派に見える御品書きを持って来ました。お昼ですのでランチメニューとしてなべ定食(2,600円)がありますのでそれにします。それと瓶ビールを。熱燗をとも思ったんですが外はいい陽気で冷たいものを欲していたんですね。



さっと瓶ビールが登場。銘柄はアサヒ。個人的にはサッポロですが浅草はおひざ元ですからね。そして田楽が2本、こんにゃくと豆腐。これをアテにして鍋の登場を待ちます。



お目当てのどぜう鍋登場!勿論マルです、裂きでは物足りないですからね。お姐さんは「葱はたっぷりと、時々割り下を入れて焦げ付かさないで、本当に葱は多い方が美味しいです。割り下で煮た葱はおつまみにもなります」と。どじょうは火が入っていますので一煮立ちしたら食べごろです。と言っても煮てしんなりした葱をつまみ、どじょうを一匹二匹、葱が無くなれば追加してつまみに、そんな感じで楽しめます。葱は食べ放題だし、周りもそうしていますし、お姐さんもそう薦めるのでね。初めて食べたどじょうの感想ですが、下ごしらえを徹底的にしているのでとんでもなく柔らかく、全くクセを感じませんが、もう少しはクセがあってもいんじゃないかな?と。下ごしらえと一緒に旨みも少し逃げてしまったような。



ビール飲んでいたので後から運ばれたどぜう汁。甘こってりした味噌汁の中にささがきごぼうと小ぶりのどじょうが入っており、こちらにも葱をたっぷり入れて。私は濃い味噌汁が大好きですので大満足です。



お新香すら立派に見えてきます。さすがに店で漬けてはいないでしょうけど。ひとしきり満足してお会計。この店にレジなど無粋なものは存在せず、自分の席でお会計。ちょっと豪華な昼食になりましたが大満足です。

でもこれで終わる私ではない!





飲兵衛が浅草に来て神谷バーを無視することはできない!以前は耐震補強工事を行っていましたが、今では外観はそのままで中はモダンに綺麗になりました。なんといっても関東大震災前からの建物で登録有形文化財ですからね。最初にレジで食券を買って席へ。バーと言いながら食券制で、バーカウンターが無く、昔ながらのウェイトレスがいて、さらに赤ちゃん椅子まであるのは「どこがバーなのか?」とツッコミたくなるが、酒の飲めるモダンな食堂なんですよねここは。これは銀座ライオンにも言えることですが(ライオンはビールが飲める洋食屋)。



デンキブランと一緒に。「本日は浅草寺のご縁日ですので」と福豆が出てくる。これが出てくるのは縁日の日だけだ。そんなことすっかり忘れていた。分かっていて狙って入ったのではない。本来ならこの日は定休日でもあるし(縁日と重なると臨時営業)。この豆が甘く炊かれていて旨いんだよねえ。毎日お通しとしてサービスしてくれればいいのに。



いつもなら串カツとジャーマンポテトなんですが、どぜう鍋の後でありそんなに胃に入らないのでなすのしぎ焼き。しぎ焼きというより煮びたしってっ感じでしょうか。初めてですがイケます。結局デンキ3杯も飲んじゃった(笑)。

昼間から浅草を満喫しているなあ。