京義線 DMZ-Trainに乗ってみる その1 ソウル駅から乗車

夜は富平駅に面した東横インに宿泊しました。今年3月にオープンしたばっかりで1泊39,800ウォン、4,000円でつりがきます。



うん、これだけではここがどこか分からない(笑)。写真を絶対使いまわしできるぞこれは。東横インといえばバス旅の蛭子さんですよね。夜に宿を探すときに東横があるとしきりに泊まりたがっていましたよね。無精者の蛭子曰く「どこに泊まっても同じものがおなじ場所にあるから便利」。確かにどこの東横に宿泊しても同じ備品が同じ場所にありますね。



朝食は日本だとフロント横のロビーの落ち着かない場所でとなりますが、韓国だと別フロアに食事スペースを用意している施設が多く、ここもそれに倣います。内容も韓国らしいおかずが並びます。スープのワカメが多すぎ。スープポットの中にこれでもか！というほどワカメが入っていたのですが。



専用の食事スペースが逆に広すぎてがらんどう。ざっくり150席以上はある広い場所に客は10人もおらず…。半分くらいのスペースで十分ではあるんですが、部屋数を考慮すればこれくらいは必要なんだよね。27階建ての高層ホテルで、3階以上に1フロア15室はあるようなので375室はあることになるから。ともあれ食後8時半ころにチェックアウトします。



ホテル前に銅像があって「慰安婦像か！」と身構えたが、こりゃあ一体なんだ？

さて、今日の予定ですが朝鮮半島情勢が急激に緩和されたこともあるので、北朝鮮との分断線「DMZ」へ行ってみようと思います。実は一度だけ行ったことはあり、確か2006年と記憶しますので10年以上前の話。あれから何か変わっているのかちょっと気になります。DMZへ行くにはツアーを申し込むのでしょうが結構代金が高いですよね。そこで一番安くて鉄ちゃん向けの「DMZ-Train」を使って都羅山へ向かいたいと思います。全線完乗を目指す向きなら勿論！8時45分頃の龍山行き急行に乗って終点で乗り換えてソウル駅には9時半ころに到着。列車は10時15分発です。しかしまあ暑い！



駅前には法輪功の一団が100人以上の集会中。関わってはややこしくなります。



しかし列車の案内表示を見ても、発車するホームが表示されていない。これはいつもそうらしい、表示はされるのだけど発車ギリギリでどうも空いたホームを使うかららしい。とはいえ北へ向かう列車のホームなんだから一番端っこだろうと思っていると。



10時を過ぎて14番ホームと表示された、14番ははずれのホームなので正解。



既に客の一段が待っていますが、見る限り学生の団体が多い様子。次にジジババのグループ、平日だから暇なのだろう。外国人はチラホラ、日本人も何人か見えました。



警笛と共に10時12分頃に都羅山行きDMZ-Trainが到着。待っている人もスマホで写真を撮ります。昔は鉄道にカメラを向けることは軍事的機密もあってご法度と言われましたが今ではそんなことはすっかり無くなりましたね。それでは乗りましょう。