思いつくままに書くブログ

基本旅行記と日本ハムファイターズの事しか書きません。そして忖度なくものを言う。いいものはいい悪いのは悪いと。

北斗星の食堂車のメニュー

2013-03-07 04:29:38 | 雑記
北斗星の食堂車のメニューです。2001年12月のものです。

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あとにも先にもこのときしか利用した事がありません。

当時、私は前の会社を辞めて実家近くのコンビニでバイトをしていたのですが、JR東日本の社会人採用の試験を受けてみようと思いました。

確か9月に履歴書を送り、11月10日頃に1次の筆記試験とクレペリン検査。JR北海道で販売していた「東京往復きっぷ」で上京しました。29,500円で新幹線の乗り継ぎも出来るし〈北斗星〉も利用できる。その気になれば〈はくつる〉~〈日本海〉立席~〈北斗〉も可能でした。帰路はそのようにしました。

すると半月後にJR東日本から速達郵便が。1次試験を通過したので面接に来るようとの指示。1次の旅費は自分持ちでしたが今回は支給するとのこと。北海道在住なので往復飛行機の運賃で支給しますとあった。

だけど鉄道会社の試験に行くのに飛行機とは忸怩たる思いがした。やっぱり鉄道を利用し、JR東日本を肌で体験し、それを面接で生かせればと思ったのだ。

ってのは口実で、鉄道利用の方がずっと安く、飛行機利用とは2万円近い差額があった。面接は午後からなので宿泊費まではでないものの(午前中の面接なら宿泊費も出た。JRとしては始発便に乗って来いということ)再び鉄道で東京に向かった。浮いたお金で前泊し(確かホテルメッツ渋谷)面接に備えた。万が一飛行機が悪天候で欠航したら目も当てられない。

面接や新宿のJR病院で健康診断を受け、終わったのが17時ちょっと。街のあちこちで「号外です」と配布している。というのも皇太子妃殿下が敬宮愛子内親王をお産みになった日だったのだ。すでに皇居か東宮で記帳でも行っているのなら行ってみたかったが、そんなことはなかったのと、その夜の〈北斗星3号〉に乗るので上野駅に向かいました。

東京往復きっぷでは北斗星の二段B寝台しか利用できないが、別に居住性は悪くなかった。そして食堂車へ。フランス料理をチョイスしていて7,800円の食事券を購入していたが客は私を含めて3人だけ。ワインの小瓶(1,500円)も取って優雅な食事をしたのでした。それでも若干お金が余りましたよ。もう10年も経ったから言うけどね。

そして暮れも押し迫った頃に普通郵便で不採用通知。

しかし今となってはそれでよかったような。仮に就職してもうまく行かなかったような気がしてならない。