鉄道の日・JR全線乗り放題きっぷです。2011年で販売が終了してしまいました。
いわゆる「秋の青春18きっぷ」として人気が有りました。1日あたりの単価は3,060円と割高ですけど、この切符を買った頃はまだ〈ムーンライトながら〉が毎日運転していたので使い勝手はありました。
1回目が新宿駅、2回目が立川となっていますがどちらも使用開始は別の駅で、当時は山梨県に住んでいたので勝沼ぶどう郷駅を利用する事が多かったです。駅の裏手の変電所の横には市営の無料駐車場があったので重宝していたのです。無料で管理人のいないタイプなので長期駐車も多く、朝の6時台でも25台分くらいあるのに空きが2台、3台なんてももざらにありましたが。そして駅は委託駅で8時から18時までしか駅員がおらず、切符に日付印が入ることも無く下車駅でとなったわけです。ゆえに夜降りると改札付近に新宿の初乗り切符が捨てられていることしばしば。無人で車掌も集札しないからやりたい放題ですね。
また、身延線の甲斐上野駅を使うことも。こちらも駅の横に駐車場があります。だいたい載り放題系なら家から近い甲斐上野、普通に切符を買うなら東京に近い勝沼と使い分けをしていました。
もっともなところ、車掌に頼んでも「スタンパー持ち歩いてないから、下車駅の改札で」ということが多かったですね。手書き記入も認められていますが、実際の運用としては改竄防止のため下車駅誘導なのでしょう。新宿・立川・八王子・高尾なんかが最初の下車駅として多かったですが、どこもすんなり捺しましたね。「どこから乗りました」なんて確認されることはなかったです。
余談ながら「下車駅で」と誘導されて降りた駅が有人だが営業開始前で窓口はカーテン閉じたままなんてのも1回ありました。これで旅行終了なら「1回分減らないで済んだ、ラッキー」となりますが、朝7時前にそんなわけもなく再度乗るときには空いていたので普通に捺してもらった記憶があります。