思いつくままに書くブログ

基本旅行記と日本ハムファイターズの事しか書きません。そして忖度なくものを言う。いいものはいい悪いのは悪いと。

会津若松で100年以上の老舗で鰻重を 六代目鰻のえびや なんか惜しいんだよなあ…

2024-08-23 07:35:38 | 2024年の旅行記(国内旅行)
会津若松です。





駅前広場に突き刺さる様に貨物駅が残るのが面白い。線路は既に敷かれておらず大半は駐車場。タイムズカーシェアが数台あって乗り込んでいる人がいた。

会津若松では食べるものを決めている、それは鰻!以前街歩きした時にいい雰囲気の鰻屋があったことを思い出し、土用の鰻も食べていないし、ここは昼から豪勢に鰻もいいんじゃないかと。このブログで検索すると2014年の正月だったようです。その頃は寒いから歩いて散策したけども、こうも暑くてはバテるだけですからバスに乗って神明通りへ。



この店ですね、「六代目鰻のえびや」という店。11時開店で既に行列ができている、店先のウェイティングリストに記入し待ちましょう。鰻屋だから時間かかるだろうから気は長く。





時折女将らしき人が出てきて少しずつ案内されてゆく、出てくる人はいないので少しずつ店内に入れているのだろうか。お盆期間は予約は受けず並んだ順にとあった。結局のところ私は25分ほど待って入店、2階のお席でよろしいですか?と。





玄関で靴を脱ぎ2階へ、いい雰囲気だ。座敷にテーブルが並べられてあった。メニューを持ってきたのはお盆の繁忙期だからか高校生のバイトの子。



鰻重は雪月花か…。間を取って月でいいかなと思ったが。



こんなん見せられては花にするほかないでしょう!雪と月で1,210円差で鰻が30グラムしか変らないのに、月と雪で1,320円差で100グラム近く増えるのはちょっと解せないが、高いなとは思うけど美味しい鰻なら。札幌すすきのにあるかどやよりは高いけどね。鰻1匹使って3,410円だもんね。一緒に瓶ビールとうざくも頼みます。ちゃんとした鰻屋なら時間がかかるので酒と一品料理でまずは愉しんで鰻重を待つものです。



まずは瓶ビール、お通しの枝豆。



うざくに。



鰻重ですね、まずは山椒を振りかけて蓋をして少し蒸らします。そうすると蓋を再び開けたときの香りがいいですよね。



たれは二度漬け、三度漬けを選べると言うので後者を。ご飯はちょっとべしゃっと感があり、鰻のタレがかかるのだから固めに炊いたほうがいいとは思うけども鰻は期待通り。皮がぱりっと身はふわっと。個人的には中国産でも吉野家や松屋の鰻丼でも美味しく頂けますが、やはり裂きたて焼きたてを謳う国産うなぎは美味いものです。それなりの値段するんだから美味くなかったら非常にガッカリですけどね。肝吸いの肝もふわっとした食感だ、塩梅がいい。まちがっても「えんみ」などとは私は言いませんから。入店から食べ終えるまで50分弱だろうか、7,000円余りを会計して店を出て駅に戻ります。

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しかし、接客とかがいろいろ惜しい店だ。「老舗の鰻屋」らしくないというか。

まずバイトの子に鰻重とうざくと瓶ビールを注文。瓶ビールは5分と経たずに運ばれたのだが「こりゃあ店はこの子に何も教えてないな、完全にお盆だけの短期アルバイトだな」と。



瓶ビールなのに栓も開けずに栓抜き置いて行った。もしかすると客にさせる店かもしれないし未成年にさせられないと考えているのかもしれないけど、恐らくはこの子はなにもわからないんだろうなって。だってグラスを持ってこない…。箸の置き方だって逆だよ。再び呼んでグラス無かったら飲めないよと言って持ってこさせる。

2階は座敷なので襖の向こうの声も筒抜け、それでほかの店員がバイトの子に「こんなんじゃ伝票の書き方ダメ、焼き場がわからない、肝心なことを聞いてないからもう一度」というのが聞こえ、私のところにやって来て「鰻は二度漬けと三度漬け選べます。汁はお吸い物と味噌汁が選べます」。そこは三度漬けで吸い物でと伝える。

しかし…待てども待てどもうざくが運ばれない。先にも書いたが鰻屋というものは裂いて蒸して焼いてと時間かかるから、酒と一品料理デマを持たすものだ。仮にバイトが受けたとしても厨房で察して先に出してほしいものだ。別の卓に鰻重を持ってきたので「うざく、まだ」と催促するもしばしお待ちをと。そして襖の向こう側の部屋ではオーダーミスがあったようでご飯大盛りにする鰻重を間違えたらしい、月と花で。それで聞こえたのはスミマセンというのが無くて「どうしましょう?器とスプーン持ってきますから、ご飯多い分をよそってこちらの方に」だって。なんかその時点でこの店のレベルがわかった気がする。そして別の卓に鰻重が運ばれるが「うまきはいまお持ちしますね」。再びバイトの子が来て「お吸い物と味噌汁どちらに…」さっき肝吸いだと言ったばかりじゃない。なんか嫌な予感するなと思ったら的中。女将がやってきて
「鰻重とうざくお待たせしました」
なぜ一緒に提供するのか理解できない、こちらはうざくを催促しているのに。本当に明治35年創業の100年以上続く鰻屋なのだろうか。札幌のすすきののかど屋だって黙ってても先にうまきとかイカ刺しとか持ってきましたよ。酒のオーダーある人には確実に周囲の卓も一品料理を頼んでいれば。それにうざくの写真を見てほしい、じゅんさいの酢の物に鰻が浮かんでいるが胡瓜がどこにも見当たらない。うざくのざくは胡瓜、胡瓜のざくざくした食感がいいんじゃないのか?さっぱりするしさ。だからほんとにいろいろ惜しい店だ。

実はメニュー表が入ったファイルの最後に経営体制の変更がどうのこうのという説明が挟まれててなんだ?と思ったら、経営難で民間ファンドの融資を受け、女将は送り込まれた縁も所縁もない人とのこと。とはいってもこの人の接客はすごくよかった、長いこといるひとのようで。しかしね、宇名ととや鰻の成瀬じゃこんなこと言いませんが、7,000円弱と決して安くない代金を払ってるのだからやっている事が本当に惜しいのよ。鰻屋の定石通りではないことが。気になるのは学生時代に飲食店バイトでホテル内の和食料理店も経験しているし(いまは無い)、温泉旅館でも働いた経験があるからかなとは思います。

こういうことを書くと「気分が悪い」「偉そうだ」「思っても心に留めろ」なんてのがコメント欄開けておけば確実に届くけども、私のブログは嘘や作り話はないがあったことは忖度なく書くことに決めておりますので申しておきます。正直、いまの時代ブログのコメント欄は荒れる元になるから不要です。ほかのブログ見ても一部の読者との文通欄になっているだけのことも多い。10年位前だったらまだそれでもよかったが、旧ツイッターもだけどいいことなどありません。もしこんなことを食べログに書いたら「確認できないような事項」とかいってすぐに削除されるんだろうねえ。駅に戻ろう。

そういえばデザート食べるのを忘れた!でもいいや、コーヒーゼリーだったから。折角の鰻の余韻が台無しになっちゃう。



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