思いつくままに書くブログ

基本旅行記と日本ハムファイターズの事しか書きません。そして忖度なくものを言う。いいものはいい悪いのは悪いと。

沿岸バス「特急はぼろ号」で留萌へ行く

2019-08-11 17:49:09 | 2019年の旅行記(国内)
明けて8月8日の朝は早くに目が覚めた。というか暑くて寝苦しかった。知っていることではあるんだが、ここのカプセルは空調が無いので夏は蒸し暑いのだ。なので3時間か4時間程度しか眠れなかった。朝風呂に入って身を清め7時前には朝食を食べる。



とにかく朝食は素晴らしい、この内容で700円、そこらの温泉ホテルの朝食にひけをとらない。腹いっぱい食べておけば昼食が遅くなっても問題ない。7時半にはチェックアウトしてそばの停留所から中央バスに乗って札幌駅へ。今夜の試合は旭川スタルヒン球場ですがその前に寄り道しようと思います。



沿岸バスの「特急はぼろ号」に乗って留萌へ向かい、留萌からJRで旭川に向かいたいと思う。留萌本線の留萌~増毛が廃線になって久しくなったが残った区間の廃線論議も活発化しておりウカウカしていると全線廃止になってしまう気がする。それなら青春18きっぷでも使って行けばいいのだが、札幌を結ぶバスにも乗って現状を知りたい気になった。なので本当は9時15分発の中央バス「高速るもい号」を利用する予定だったのだけど、早くに目が覚めたし一度も利用したことのない沿岸バスも悪くないなと思った次第。それで乗車券を窓口で買おうと「留萌まで1枚」と言ったら「お客さん、予約"も"してないんですか?」と言う。少なくともJRバスの東京駅や名古屋駅の窓口でこんな物言いの係員を見たことは無い。概して地方のバス会社の予約路線にある話で、三重交通あたりも当日朝にバス利用を決めて四日市駅の窓口で京都や大阪の乗車券を買おうとしても「端末上は空席があるけど、飛び込みで新正の車庫で受け入れているかもしれないので運転手に直接交渉して」と言われることがあり、運転手も運転手で「これからは予約してください」と言う。急遽利用を決めたことが分からないのかな?空席があるんだし客が増えて収入が増えてバス会社に損など全くないことなのに、飛び込みを受け付けるのはそんなに面倒なのか?



ともかく運賃を払って乗車券を買うと変わった体裁だ。車内は4列シートだが3か所を除いてはすべて窓側に1人しかいないし、最後部2列は空席なので20人も乗ってないだろう。8時になって運転手が自己紹介したのちに出発。北3条通りを苗穂駅方面に進みそのまま平和通へ、平和大橋経由で札幌インターから道央道に入ったのは8時25分。新車臭のするバスで快適だが、もう少し冷房が強くてもいいかな。



9時20分に砂川SAに着いて10分休憩。トイレが改装工事中でした。SAと言う割には北海道のはどこも狭く一番は輪厚PAな状況で、インバウンドの団体とかでトイレのキャパが不足していたのかも。駐車場も狭いよね、北海道のSAは本州のPA並みかそれ以下だ。



自販機で缶コーヒーを買った。そういえばロッテにいたサントスは元気かなあ?あと10年くらい前にいたランビンとかワトソンとかバーナムJrとか、ってダメ助っ人ばっかりじゃん。バスは深川JCTから深川留萌道に入るが結構すれ違う車が多いな。これだから留萌本線は衰退するし、下道の国道233号線も同様だろう。終点の留萌大和田ICから一般道に出て降車扱いを開始、10時20分に元川町で下車。私を含めて2名のみ。



留萌駅前に止まればいいのに高速経由のはぼろ号は市内に入らない。終点は豊富町で3時間ほどオロロンラインを北上してゆきます。終点まで乗ったら6,070円だそうで高いか安いか。こんな路線でも来週には満員が続いてすべての便で続行が設定されるとか。羽幌線がないから札幌から羽幌方面に帰省する唯一の交通手段であります。



ともかく留萌川の堤防上を歩いて留萌駅に向かってみます。風も涼しくて気持ちいい。夏だけは北海道に住みたいよな。



のんびり20分くらい歩いて留萌駅に到着。





盲腸線の終着駅にしては破格に立派な駅舎だが、国鉄の頃は比べ物にならないほど賑やかだった。銘板が物語っているが昼夜ひっきりなしに石炭列車が走り、旭川へ輸送する石油列車もあったそうだ。急行列車も3往復くらい走り紛れもない本線だった。



運賃表も最遠は新千歳空港だけど、国鉄時代ならどんな田舎の駅でも東京都区内と大阪市内の運賃がが掲示され、常備券の用意があったような気がする。



こんな駅だけど立ち食いそば屋が残っているのは奇跡。といっても客の殆どはタクシードライバーのよう。そんな状況だが若い兄ちゃんが2人「立ち食いソバなんて食べるの初めてです」と言いながらすすっていた。駅舎前に自転車が停まっていたので「チャリダー」のようだ。それはいいけど恐らく二十歳を過ぎて初立ち食いソバとは私個人的にはありえないな。どこに住んでるかわからんが、東京だったとしたら富士そばや箱根そばに入ったことないのは残念な気がする。」



国内旅行ランキング