思いつくままに書くブログ

基本旅行記と日本ハムファイターズの事しか書きません。そして忖度なくものを言う。いいものはいい悪いのは悪いと。

タイ ハートヤイからバンコクへ寝台列車に乗車する 18時間の旅の始まり

2023-02-05 06:57:38 | 2023年の旅行記(海外旅行)
何度も書いていますけどとにかくタイバーツを入手しないと始まりません。ひとまず余っているマレーシアリンギットをタイバーツに両替したい。RM180ばかりあるので明日まではこれで過ごし、あとはバンコクのレートのいい店で1万円札から直接両替をしたい。



駅を出るときにトゥクトゥクやソンテウがしつこく客引きしてくるのはタイあるある。乗りませんから!しかしハートヤイに来たのは何年ぶりだろうか。もう思い出せないがその時は今の逆ルートでバンコクからエアアジアで飛んできて、当時あったハートヤイ始発KLセントラル行きの夜行列車に乗ったのはよく覚えている。マレー鉄道がハートヤイまで、タイ国鉄がバタワースまで相互乗り入れしていました。いまはマレーシア側が電化して客車を運転しなくなったのあってか、懐かしいですね。そしてスマホのgoogleマップで両替商で検索すると何軒もヒットしますね、駅から近い1軒目は…そんな店自体が無いね。よって5分ほど歩いた2軒目は…日曜だからか休業でシャッター降りてる。しかし1本手前の路地の向こうにショッピングセンター見えた。こういうところに絶対あるはず…。無いなあ、センター自体も地味なもので衣料品店ばかりが2階に集まっているだけで。1階にはマックはあって若者は見えるような店。



だけど路地を見るとMONEY CHANGEの看板が何軒が見えた!



ひとまずこの店に入ると1リンギット=7.8バーツと紙が貼ってあった。この際レートなどごちゃごちゃ言うつもりもないしスマホで検索すると公定レートは7.65バーツなので逆の両替ということがわかる。とすれば1リンギットで0.15バーツの手数料ということは1円以下で、レートは7.5バーツだろうなと…正解!。RM180は1,350バーツ(以下B)ほどになった。



赤いピンのあるあたりです。とりあえず十分すぎます!あとは列車の時間を見計らって駅に戻りますが、私にはこの街が外務省の海外安全情報で長期に、10年も15年以上も渡ってレベル2の「不要不急の渡航中止」が出ているような危険な街には見えませんね。タイからの分離独立を目指す集団のテロ行為があるからと言われてはいます、実際にこの先のヤラーとかスンガイコーロックあたりは爆発テロとか散発しててレベル3ですし、周辺の食堂もタイ料理よりもマレー系中華系な店が多いように感じる。でも賑やかな地方都市であるには変わりがなく、ここより危ないところなんていっぱいあるでしょうと。





駅前に戻って来てロビンソン、地下にはTopsスーパーがあるので列車で食べるもの、飲むものを調達しましょう。ビールは買いたいけども飲めません。何度もこのブログで書いてはいることですが、昔はあたりまえに車内販売してて外国人にしつこくビールを売りつけようとする販売員もいたのは確か。しかしある事件を契機に車内での飲酒は禁止になり違反者は罰金。車内にも大きくステッカーが貼られています。荷物車に乗り込んでいる職員が走り出せばしばらくすることが無いのをいいことに飲酒をして、乗客だった中学生の女の子を荷物車に連れ込んでのレイプ。そして発覚を恐れたのかそのまま殺して列車から外に棄てるという強姦致死死体遺棄事件。それで何事も極端なタイでは乗客にまで飲酒を禁止してしまいもう数年経った。やっぱりこの扱いはおかしいよな。

スーパーで売れ残りの弁当やお菓子に水などを買い込んだけどKFCもあるので安いセットを買おう。ケンタッキーはおやつ、買ったのは夜遅くに食べるとして、ドリンクはコークと告げると空のカップだけ出てくる。



なんとドリンクはセルフサービスでした!これだとドリンクバー状態になって何度もおかわりする奴でてこないの?それとも認めているのかな。とスマホで検索するとドリンクバー方式なんだって、ということは持ち帰りの人は損だな。かけつけ3杯してから持って帰ろうか?そして駅に戻ると17時58分、ちょうどよくタイ国歌が流れて全員直立不動、従わない人には不敬罪の適用も…よほど悪質でもなかったらそんなことはないようだけど。よく言われるのはいまの王様の国民の敬愛度の低さ。

ラーマ10世、ワチラロンコン国王といえば素行の悪さが目立ち、即位後もタイにいないでドイツに在住したり、3回離婚して4回結婚し、いまの后は2回り以上若い元タイ航空のCA。女装したりとかタトゥーも入っているし世間一般のドラ息子なんだよ。ちなみに後継者は3番目の后との間の17歳の王子しかいないそうだ、厳密にいえば2番目の后との間に4人の男子はいるが離婚時に母子ともに国外追放され親権放棄しているので継承権は消滅している。タイの国民も周りがやっているから仕方なく付き合っているというのも多かろうとは感じる。



ともあれ18時15分発のバンコク行き46列車に乗車、時刻表では同時刻に38列車があり、それがスンガイコーロック発。46列車はパダンベサール発で寝台2両のみ。38列車に46列車がぶら下がっているような恰好。厳密に説明すれば38列車は3番ホームに到着し46列車は5番ホーム。46列車は機関車の後ろに座席車をつないでおり到着後座席車を引き連れて引上げ線へ。間髪空けずに後部に機関車が繋がって入換運転、38列車の後部に11号車12号車として連結されます。ちなみに寝台料金ですが38列車の下段寝台は903バーツで、46列車だと943バーツと同じ等級なのに40バーツ高いです。高いのを承知の上で購入しています。安いほうのは冷房は効くけど型が古い車両なんです。



今夜一晩お世話になる寝床です。切符はタイ国鉄の公式サイトから予約してます。とくに寝台車はすぐに埋まっちゃうことがありますから。日本流なら開放A寝台といった風情で、これに乗ってバンコクに着くのは12時45分。実に18時間半にも渡る長時間乗車です。もうこんな体験は日本ではできない、韓国にも寝台車ないし中国はどうかと思うしマレーシアは1往復しかない。なので寝台列車の旅を長時間愉しみたいなと思ったらタイに来ないと無理ですよ。ベトナム?なんか車両が汚そう…。



まずは冷えないうちにケンタッキー食べましょう。



一番安いセット、チキンが2ピースはクリスピータイプ。コールスローサラダはかなり汁っぽい、これにドリンクがついています。ケチャップとチリソースは出番なさそうだ。正直な感想、マレーシアのチキンよりタイのチキンは小さいね、日本と同じサイズじゃないのかな。食べている間に物売りがやって来てガイヤーン。ガイヤーンとはスパイシーな焼鳥、食べ比べで買おうかな?と思っていると売り子が見えなくなった。発車時間ですからね、売り子降り損ねたら大変だ。結局列車は5分遅れて18時20分にゆっくりとハートヤイを出発した、なんだかワクワクするなあ。



海外旅行ランキング