気になること

視点を変えて、近頃気になること

横道もまた良し

2024-09-03 11:24:10 | 日記
 リタイヤしてから久しいので、ほとんどJRを利用しないが、少し遠くだが懐かしい同窓会に出席することにした。そこで電車の切符の心配となったが、最近はみどりの窓口ではなく、インターネットの「えきねっと」というセルフサービスによるという。

 ところが先ず、自分のスマホで会員になることができなかった。クレジットカードの番号を入力しようとしたら、既に登録があるという。さては昔の登録か、あるいは今日色々やり直したときに入ってしまったか。退会にしてみてもカード番号エラーは消えない。システムはどうなっているのか、散々邪推し苦労した挙句、家内が私の番号で同じシステムを使っているためと分かった。
 そこで、家内のスマホで手続きしようとした。ところが今度は、新幹線のeチケットとスイカカードを紐付けようとしたら、カードの番号のアルファベット文字は入るが数字が入力できない。カードが古いのか。
 こんなに苦労するなら、多少の割り引きは利用できなくとも、駅の券売機で紙の切符を購入した方が余程楽ではないか。また近くの駅に行く。みどりの窓口が閉鎖なので一般職員に聞いたが、問い合わせの電話番号を教えてくれたのみ。
 サポートセンターの電話も再三お話中だったが、辛抱してやっと繋がった。家内がいろいろ質問して、やっと分かったのは、アイフォンのフリック入力では、数字が入らないということだった。
 あれやこれやの苦労は多少の運賃割引には見合わないが、相談したそれぞれの相手の立場や役割が垣間見えたことなどから、世の中の変化が少し実感されたこと役に立った。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

本当のボランティア 人知れず

2024-08-08 22:21:17 | 日記
 ご主人を亡くした近くのお家で、管理できなくなった物置小屋が通りに面している。バラック状態の小屋の戸が無くなったため、内部のガラクタが見えて、前を通るたびに何とかならないかと皆気になっていた。 

 近所の世話好きのお上さんが、内部のがらくたの片づけを地域の助け合いボランティアに依頼した。ボランティアは中身を処分しただけで、開いたまま内部が丸見えの入り口開口部まで面倒を見られないと帰ってしまった。

 何とかならないかと私が中を見たら、まだ数枚のどこかから持ってきた戸が保管されていた。壊れかかっている開口部に寸法は合わないが、そのうちの一枚を目隠しになるように紐で固定した。

 物置小屋の前を通る人は、ボランティアが開口部に戸を立てたと思っている。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

気になる事の人による違い

2024-07-02 21:53:23 | 日記
 人によって「気になること」が、かくもと思われるくらい異なる。
隣のおばさんは、「人の目に付く所の雑草」が気になるらしい。自家の田んぼ沿いの市道の路肩に除草剤を撒く。田の耕作を委託している業者に悪く思われないようにしたいためという。世間と社会という分類で言えば、世間が耕作依頼の業者であり、隣家のわたしは社会に属すると考えられる。

 市道は公共の場所であるから私に言わせて貰うと、草を茶色に枯らす除草剤は環境に良くない上、路肩が軟弱になる。すなわち世間より社会を優先してもらいた。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

思い込みの思考停止

2024-06-04 21:41:13 | 日記
 寺の総代として、下見板の腐蝕対策の問題があった。本堂の北面の一部に、隣家の物置が迫っている配置の部分がある。両者の間には仕切りのブロック塀があり、そのてっぺんは屋根状になっている。

 大雨が降ると、隣家の物置の屋根からの雨水が丁度ブロック塀のてっぺんに落ち、屋根状の傾斜面で弾かれて本堂の下見板に当る。長年の間にコケの緑が目立つようになって来た。

 水が諸に木部にかかる所を見た前総代は、まず隣家の小屋の屋根に樋を設ければよいと考え、隣家にお伺いを立てた。費用を負担してくれるのであればやぶさかでないとの答えだった。そして費用が惜しまれ、解決は先に延ばされた。その上、民法218条は隣家に直接に雨水を隣地に注ぐ構造物を作ってはいけないと規定している。ここで議論は止まっていた。

 我々の代になっての解決策として、木材部に防腐・防菌剤を塗布することに考えが進んだ。
多少の雨水は、塗装が剥げるまでは凌げるはずである。世間では普通に行われている対策が、「樋」に拘っている間は出て来なかった。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

意味の形骸化

2024-05-06 10:48:43 | 日記
 寺の総代をしている。新年の総代会終了後に、弁当を貰った。何の説明もないまま、誰が呉れたのかなどと余り疑問も持たず、総代会の費用から出る慣例のものと思っていた。
コロナ以前は寺の主催でやっていた新年会ができなくなった代わりの弁当であることが、後日に分かった。

 4月には、釈迦の誕生を祝う花祭りが寺婦人会の主催で行われた。毎年の行事であり、総代も参加することは総代会の引継ぎ書にもあったので出席した。 
 しかし開始時間が例年と異なったことなどの連絡が寺婦人会から無かったので、開始時間まで例年通りに総代会を行った事と齟齬を来たした。毎年のこととて、本来寺婦人会が総代会を招待の形にして通知をよこす事などが、何時の時期からか割愛されたと推測された。

 政治の裏金問題も、資金の意味を考えなくなった議員によって長年引き継がれてきたのであろう。該当者の多くが釈明をしていないのは、従来の慣例に対して、その意味をよく理解し、考えることをしなかったためであると考えられる。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする