気になること

視点を変えて、近頃気になること

地方自治の危機(追記58)マスク不足は「コメは安保」と同じ

2020-03-06 18:31:29 | 地方自治
 国内産のコメが余って、農協にもかつてのような元気がなくなっている。減反の上、安い外米を輸入する国の方策に対し、農業協同組合は「コメは国の安保である」と主張してきた。

 今、新型コロナウィルスの脅威の中にあって、マスクが不足している。従来、生産を中国などに依存してきたので、にわかに国内で生産を増やすには限界があるという。
 これはコメの場合と同じである。いったん田んぼを放棄地にしてしまうと、いざと言う時、簡単にはコメ作りを再開できない。外米を止められた時、国民は食べるものに困ることになる。
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地方自治の危機(追記57)企業の論理と地球環境

2020-03-06 18:24:29 | 地方自治
 パソコンとインターネットの普及で紙の情報は電子化され、一時は環境に優しいペーパーレス時代の訪れが喧伝された。しかし紙に打ち出したデータは、一覧性や保管場所の特定などに優れるため、紙が無くなることはなかった。プリンターメーカーも繁盛している。
プリンターのインクカートリッジは、「里帰りプロジェクト」というリサイクル運動が有名だが、果たして見えない所はどうなのか、という経験をした。

使用しているプリンターに、ある日「廃インク吸収パッドの吸収量が限界に達しました。修理窓口に交換をご依頼下さい」という表示が出た。修理を問い合わせた所、「修理部品の保管期限の、製造終了後5年間を過ぎているので、修理できない」と言う。いろいろ高級な機能が付いている機種なに、一つの部品がないという理由で、大きな機械を捨てなければならない。これは明らかに、SDGsの方向と合っていない。

 企業の論理は、どんどん新しいプリンターに買い換えてもらう努力にあるかもしれない。頻繁にモデルチェンジをし、信じたくはないが、消耗部品の標準化をしないで、新旧の機種でわざと寸法を変えるというようにしているのではないか。
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