日大アメフトの悪質タックル問題で上司の責任の取り方、日本ボクシング連盟の山根会長の不正疑惑、ひいては東京医科大学の不正入試に理事が指示などまで、最近のニュースではその原因を、各界に「ムラ世界」があって「とりまきはモノが言えない」という解説をしていた。
私が住んでいる田舎は、現在呼称こそ「町内会」であるが、昔は文字通り「村」であった。住民のムラ意識は、事あるごとに「これがそれらしい」と感じる程度であるが、首記ニュースのそれとは若干異なる。首記ニュースに明らかなそのムラの「ボス」に相当する人は、わが村では明らかでない。長老と言われる方々は、代替わりでよく分からないケースが多くなっている。違いは、首記ニュースの場合は利害関係が権威者に握られているが、地域のムラには目に見える利害関係は無いように見えることである。しかし「ムラ意識」はある。
田舎には「新たな行事を作りたくない」というような見えない意識があるとは感じていたが、清泉亮著『田舎暮らしの教科書』には、「信じられないくらい閉鎖的な田舎というもの」が書かれていてびっくりした。組織の「長」の後ろにいる実力者に敬意が必要という。
しかるに首記例の日本のトップと思われる世界でも、よもやと思われることが起きているので、私の田舎に「ムラ世界」があるとしても、所詮は同じタコツボの世界を抜けられないことは同じであると、実感が持てた。
NHKの番組『あの人に会いたい』で、津本陽さんが、「日本人は自由競争になるとものすごく発展力があるが、組織化されると思考停止の状態になる」と考察されていた。
今、思考停止しないようにしたい。
私が住んでいる田舎は、現在呼称こそ「町内会」であるが、昔は文字通り「村」であった。住民のムラ意識は、事あるごとに「これがそれらしい」と感じる程度であるが、首記ニュースのそれとは若干異なる。首記ニュースに明らかなそのムラの「ボス」に相当する人は、わが村では明らかでない。長老と言われる方々は、代替わりでよく分からないケースが多くなっている。違いは、首記ニュースの場合は利害関係が権威者に握られているが、地域のムラには目に見える利害関係は無いように見えることである。しかし「ムラ意識」はある。
田舎には「新たな行事を作りたくない」というような見えない意識があるとは感じていたが、清泉亮著『田舎暮らしの教科書』には、「信じられないくらい閉鎖的な田舎というもの」が書かれていてびっくりした。組織の「長」の後ろにいる実力者に敬意が必要という。
しかるに首記例の日本のトップと思われる世界でも、よもやと思われることが起きているので、私の田舎に「ムラ世界」があるとしても、所詮は同じタコツボの世界を抜けられないことは同じであると、実感が持てた。
NHKの番組『あの人に会いたい』で、津本陽さんが、「日本人は自由競争になるとものすごく発展力があるが、組織化されると思考停止の状態になる」と考察されていた。
今、思考停止しないようにしたい。