海亀

浜辺を散歩しながら、ひとりごと...

辞世特集その② 

2014年11月18日 | ブログ
武林唯七 行年32歳


 討入りには上野介に初太刀を付けた。
 切腹の際には介錯人鵜飼惣右衛門の打ち損じに、痛手に屈せず威儀
 を正し
 「お静かに」とたしなめた。
 
 『仕合せや死出の旅路は花ざかり』

神崎与五郎 行年38歳

 一党隋一の酒豪。
 東下りに箱根の関に於いて荷場を驚かせ馬子の難題に会い、
 要求された狼藉にも耐えて侘び証文を書いたという言い
 伝えあり。

 後に快挙にその名があったことを知ったその馬子は自らを恥じ、
 剃髪して与五郎の墓を守ったとの話までついている。

 北九州市花尾山の47士の墓地には、丑五郎という小さな墓が
 与五郎の隣にあります。それがその馬子の墓でありますよ(亀)

 『梓弓春ちかければ籠手の上の雪をも花のふぶきとや見ん』