やっと読み終えた、というと、余程読みにくい本だったように
聞こえるかもしれないけど、そうではないのです。
少し目が使いにくかったので、読み遅れた、ということです。
時代物にしてはあっさりした読み口(?)で、すっと読めました。
登場人物は、安井春海、関孝和、保科正之、酒井忠清、水戸光圀、他
テーマは『改暦』
時代は、明暦の大火あたりから宝永あたり、
明暦の大火のため、江戸城の天守閣も失われたころから、
二十数年をかけて行われた『改暦』をめぐる江戸幕府と
公家と一般民衆を安井春海という囲碁侍を中心に描く。
おもしろかったですよ。どうぞ読んでみてください。
福津市津屋崎や勝浦で塩田の開発が行われていたころの話です。
塩田つながりで、赤穂浪士の討ち入りの時に鳴らしたとか
それはどうだか?とか話のタネにされる陣太鼓、山鹿素行も
ちょっと顔を出します。
関孝和は和算を始めた人たちの中心人物ということですが、
おもしろい形で登場します。