海亀

浜辺を散歩しながら、ひとりごと...

神功皇后 三韓出兵図

2007年04月21日 | インポート

津屋崎千軒の波折神社には沢山の絵馬があると聞いていたが、昨日、初めて見ることができた。お祭りの時、拝殿で一般に見て頂こうというのだ。11面ほど倉庫から拝殿に運び出した。一番大きな絵馬が神功皇后伝絵。(三韓出兵図絵馬)

境内に仮り置きした絵馬に、木もれ日がちらちら差し込んで、まるで絵が動いているように見える。19420_012  

絵が大きすぎて全体像ではなんだかわからない。しかし近ずいてみると、

斉藤秋圃の大胆さと細やかさの両方が生き生きと見えてくる。

19420_008 攻め寄せる皇后軍の船、甲板で指揮を執る武内宿禰(たけうちのすくね)

この大臣はなんと5代の天皇に仕えたといわれている。

昔の日本銀行券にも登場しているらしい。神話の話とされていたり、現実が実在を語りかけてきたりで、この国はほんとうに楽しい!

19420_007 最前線の戦い

この押し寄せる波の大きさ!

船の舳先の龍の上には安曇の磯良。

(あずみのいそらは海の精霊)後に志賀海神社祭神。

大阪の茨木にも疣水磯良神社があり、神水でイボがとれるという。

19420_011

安曇の磯良は、万珠、干珠の珠玉をもち、海の満ち干をあやつり敵を苦しめる。

            

19420_009_1            

船の奥には神功皇后

19420_010 迎え撃つ新羅軍

そして勝利する皇后軍,

降伏する新羅軍

19420_00619420_005いやあ戦記絵巻を見るようだ!

今日と明日のみ一般に公開される。是非見てね!


阿蘇は20センチの雪だとか!

2007年04月18日 | インポート

寒いわけですねえ!冬物のコートを引っ張り出しました。

19418_001 こんな中でも潮干狩りする人達がいます。

稼ぐ人とそうでない人の違いですかね!

写真の正面に見える橋のあたりに、カブトガニがいるはずです。橋の右側は昔の”海の中道”だったころの南端にあたる大峰山です。

19418_002 頂上付近に見えるのが日露戦争の海戦記念の碑です。

神功皇后が戦勝の盾を納めたという盾崎神社が向こう側にあります。

干潟から後ろを振り返ると、写真19418_003_1 右奥から宮地嶽、在自(あらじ)山、左はじが対馬見山です。

このあたりの山には、宗像大宮司が築いた城があったようです。

19418_005 対馬見山の北方、写真の右が名児(なご)山、左が勝浦岳です。続いているけど違う名前がついてます。神功皇后がこの山に登り『かつら』といわれたので、このあたりを桂、山を勝浦岳、海を勝浦浜というようになった、と伝承されているようです。

名児山の右側を迂回して越えると田島というところに出ます。そこから宗像大社までわずかです。万葉集を代表する女流歌人【大伴坂上郎女おおとものさかのうえのいらつめ】が、大宰府から都にここを通って帰ったらしいのです。西暦730年頃のことです。

『大汝(おおなむち)少彦名(すくなひこな)の神こそは 名つ”け始(そ)めけめ 名のみを名児山と負ひて わが恋の千重の一重も慰めなくに』

『心がなごむという名前を持ちながら、私の恋心の千分の一さえも慰めてはくれない、しかも、その名前は大国主の神と少名彦名の二神がなずけたに違いない山なのだから、私の心の悩みを救ってくれてよいはずなのに』

以上、福津市の山々をご紹介いたしました。東京からおいでの切は、このあたりをご案内することになりますから、よろしくね!(なに、もういらない、笑)

umigamesanにしては上出来の文書!驚異!二日がかりの大作でした(笑)・・(ちゃんと読んでよね!)


4月ー津屋崎干潟の風景

2007年04月17日 | インポート

19417_002 満潮で潮の入り込んでいる”津屋崎干潟”から渡(わたり)半島を見ると若葉の緑で山が盛り上がって見える。一年の中で一番エネルギーを感じる季節だ。

19417_003 南に目を向けると津屋崎漁港方面には係留されたボートがゆれている。

もう少しすると潮干狩りの人たちで賑わう場所だ。

19417_004 北側ははるか昔に干拓が行われたため水門にて行き止まりとなり、画面右手の東側は、何回目かの干拓は行われたものの、荒地となったまま残されている。塩田で稼ぎまくったこともあったのだろうに。

19417_001 その行き止まりとなる水門あたりを餌場としているらしい鷺たちが、潮の引くのを待ちわびていた。


春雷

2007年04月16日 | インポート

てんちゃんは雷がきらいです。ガラガラピシャー!と落ちた瞬間、玄関から飛び込んできました。ぶるぶる震えながらさらに上がり込んで、ついに浴室のすみにうずくまること1時間半、せっかくだからヘヤードライヤーで乾燥させましたが、じっとしてました(笑)

雨上がりの干潟にはクロツラヘラサギがせわしなくそのおおきなくちばしを水面下にくぐらせてえさをさがしていました。

19416_004_119416_00319416_002 19416_001


海でカヌーを楽しむ人達

2007年04月15日 | インポート

カヌーといえば川の急流を想像しますけど、19414_001 最近は海でも遊ぶらしい。波打ち際まで波乗り出来ると爽快なんでしょう。それにしても、よくあんな大きなものを、車の屋根にくくりつけて走ろうと思うものです。まずそのことに脱帽してしまいます。次に、波に乗ろうと思えば、一度波に逆らって沖に出なければなりません。これが実に大変そうなんですよ。うまい人は、波に舳先を直角にして向かっていきますが、下手な人は、よろよろするうちに、横から波を受けてなかなか沖合いまで出て行けません。その労力は大変なものです。

19414_003

運がわるい人は、あっという間に岸に押し戻されてしまいます。さらに何の因果か、日頃の行いの悪い人は、波打ち際で後ろから来た波にあおられて転覆してしまったりするのです。カヌーというのは船の中に足をしまいこんでいるような構造らしくて、転覆してもすぐには立ち上がれないようになっているのです。だから、幼児のおしりがちょっとつかっているような浅いところで、大きなお兄様が逆さになって、砂まみれになってもだえているわけです。

こんな姿を岸に待たせた彼女に見せて一体何がたのしいのでしょうねえ。

19414_005