ひげめがね日記

基本的に自虐的な日記です。自虐ネタが好きな方はお喜びいただけると思います。

天野貴元『オールイン』

2014-03-21 14:50:38 | 日記
 くるまマイスター検定も終わり、ようやく趣味の分野の読書もできるようになりました。
 さっそく『オールイン』を上野駅明正堂にて購入し、ペッパーランチでビール片手に読み始め(すみません、ビール飲みながら読書するのがひげめがねの至福の時なのです)、新幹線の中でほとんど読了しました。
 
 著者の天野氏につきましては以前本ブログにも書きましたのでこちらをどうぞ。

 感想ですが、素晴らしい本です。特に、将棋に全く関心のない人、できればこの本を小中学生くらいに読んでほしい!課題図書にならないかな。タバコ吸ってるからダメかな?タバコが体に悪いことが分かるけどな?!
 結局人間は、他人より自分の優れているところを見出して悦に入るし、自分がちっぽけな人間だと思うと存在意義を確認しようとするし、何も考えていないと強いけど、何か考え始めると弱くなるし、そういうところを超越した人が本当に強い人だと思うし。でも、本当に強い人なんて世の中にいなくて誰かに支えられている。ということが書かれています。すごい要約だ。
 もう1つ書くと、いろいろ悩みながら人間は「生きていかなくてはならない」。何があっても生き抜かねばならないのです。

 当方、間もなく不惑を迎えますが、惑いっぱなしです。三十代前半のころ、「俺ってもう不惑じゃね?」と思ったことがひげめがねにはありましたが、それは何も考えなくても良い、頭の中が幸せな時でした。何かしようとすると、人生は必ず試練を与えてくれます。そうなったときにやっぱり惑ってしまいますよ。私はそういうことをうまく書けませんが、天野氏は自分の体験を通して非常にわかりやすく書いています。特に若い人たちに読んでいただきたいと書いたのはその点です。
 この本読んで、仕方ないので、これからも惑いながら生きていこうと思ったひげめがねです。

 最後に、著者の名前が「あまのたかもと」ではなく「あまのよしもと」であることが最大の驚きでした(笑)。