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肥宝館 -貧すれば丼する-

【千葉 六実】 だるま大使-無限- 松戸六実店「パート7(900円)+もつマンマ 小(390円)」

群馬豚骨の名店「だるま大使」が千葉初進出

東武野田線・六実駅から西へ1キロ、歩いて15分ほど。鮮魚街道沿いに2024年2月16日にオープンした「だるま大使-無限- 松戸六実店」へ。幟に「群馬豚骨らーめん」とある通り、本店は群馬県高崎市の国道18号沿いに1993年に創業。ご主人の椛沢紀之氏は、当時まだ群馬では珍しかった濃厚豚骨で勝負し人気店に育て上げた。

ところが紀之氏は2000年に若くして他界。妻の椛沢智子氏が継承し事業を続けてきたが、2019年からは高崎の食肉卸・松島ミートの子会社「株式会社CREST」の運営に。そして2023年12月、紀之氏の東京進出の夢を果たすべく下北沢に「だるま大使-無限-」をオープンした。こちら松戸六実店は「-無限-」名義では2店目となる。

下北沢が駅前の店舗なのに対し、松戸六実店は広めのロードサイド型店舗だ。店内はカウンター8席に加え、4人がけと6人がけのテーブルが36席。麺メニューは基幹メニューの「だるまらーめん」を筆頭に、醤油ダレを強めに効かせて背脂を浮かせた「だるまらーめんパートⅡ」、淡麗醤油の「パート7」、「淡麗塩らぁめん」の4種を用意。

それぞれ角切りチャーシュー、半熟味玉、ネギ、メンマ、のり、辛子高菜を追加トッピング可能だ。替え玉も1玉と半玉の2サイズを用意している。ちなみに「パート7」は松戸六実店のために開発された一杯だそうだ。そして飯モノにはライス、チャーシュー丼、名物「もつマンマ」、だるまチャーハンをラインナップしている。

さらにもつ煮、からあげ、ポテトフライ、枝豆といったツマミ類もあり、ビールやレモンサワー、ハイボールを飲ることも出来る。本来は豚骨ラーメンがメインの店ではあるが、下北沢の店舗で「だるまらーめん」は頂いたので、今回は「パート7(900円)」を啜ることに。「もつマンマ 小(390円)」も追加しオーダーした。

なお麺の固さをやわらか、ふつう、バリカタ、ハリガネの4段階から選べるが「ふつう」でお願いした。着丼までは6分ほど。醤油の色が濃く出たスープは鶏ガラベースの清湯。カエシには数種類の醤油をブレンドし、熟成させて使っているとのこと。醤油の香りと仄かな酸味が心地よい。そこにたっぷりの鶏油がコクを加えており旨い。

そこに合わせるのは、豚骨ラーメンと同様の低加水でパツっとした歯触りの細ストレート麺だ。こう来たか!という組み合わせだが、スープとの相性は抜群。しなやかさもある麺で旨い。チャーシューは醤油ダレの染みた薄切りの豚肩ロース肉が2枚。ほか黄身ネットリの味玉が半玉とメンマ、刻みネギ、海苔がトッピングされる。

卓上には 替え玉用のタレ、胡麻、紅生姜、七味があるのでお好みで味調整を。一方の「もつマンマ」は、白飯の上に味噌で煮込んだ豚の小腸やガツと刻みネギが乗る。ツユだくで、こりゃ飯が進むなぁ。卓上の七味をふりかけ美味しく飲みこんだ。なおラーメンは替え玉前提なのか少しボリューム少な目といった印象だ。

なので空腹の方には飯モノやサイドメニューを一緒に合わせるか、替え玉を追加注文する事をおススメしたい。メニューにはお子さまラーメンやドリンクバーもあるので、下北沢の店に比べるとカジュアルな印象。今後の店舗数拡大への試金石といった感じだろうか。駐車場も広くアプローチしやすいのでお近くの方はぜひ一度。

<店舗データ>

【店名】 だるま大使-無限- 松戸六実店
【住所】 千葉県松戸市六実1-15-10
【最寄】 東武野田線「六実駅」徒歩15分

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