伊豆大島・八丈島の人気店が三河島に
JR常磐線・三河島駅から尾竹橋通りを北へ歩いて2分ほど。最初の信号を右折し荒川仲町通りに入ってすぐの建物1階に2024年3月20日にオープンした「麺's club 酒池肉林 東京荒川」へ。コチラは伊豆大島と八丈島にある同名の人気ラーメン店の暖簾分けとのこと。大島、八丈島、そして何の因果か三河島に出店とは…
ご主人は八丈島出身で、店内には「いらっしゃい」という意味の八丈の方言「おじゃりやれ」の文字が。また店頭の貼り紙には「伊豆諸島の海の幸をふんだんに使った魚介豚骨スープ」とも書かれている。これは楽しみだ。店内は狭めのカウンターに7席ほど。券売機はなく、口頭で注文し食後に会計するシステムである。
麺メニューは濃厚な「魚介豚骨ラーメン」「ピリ辛魚介豚骨ラーメン」を筆頭に、清湯の「醤油ラーメン」「塩ラーメン」もラインナップ。また島海苔や島唐辛子を乗せた一杯も用意している。麺大盛はプラス200円。ほかチャーシュー、味玉、バター、メンマ、ほうれん草、板海苔も追加トッピングする事が出来る。
また飯モノには、ごはん、島海苔ご飯、自家製チャーシューにスパイスを効かせた「まかない飯」を提供している。今回は「味玉魚介豚骨ラーメン(1050円)」と「島海苔ご飯(350円)」を注文した。着丼までは8分ほど。スープは粘度高めで濃厚な魚介豚骨だ。カエシの塩味はかなり控えめで、甘味が強い独特のスープである。
珍しい味わいに最初は驚いたが、豚骨の旨味と粗目の魚粉の風味が重なり美味である。そこに全粒粉を使った中太縮れ麺が泳ぐ。コシがありスープとの絡みもよく旨い麺だ。チャーシューは炙ってありホロホロのバラ肉が1枚。そして味玉は黄身ネットリで良い味だ。ほかトッピングには板海苔、ホウレン草、メンマ、刻みネギが。
卓上には粗挽き胡椒、七味、ハバネロとトリニダード・スコーピオンの超激辛スパイスがあるのでお好みで。そして「島海苔ご飯」は白ごはんの上にたっぷりのバラ海苔とゴマ、ネギが乗る。味付は醤油ダレ。爽やかな磯の香りが食欲をそそる。麺も飯もあっという間に完食した。次回は清湯のラーメンを啜ってみたい。
<店舗データ>
【店名】 麺's club 酒池肉林 東京荒川
【住所】 東京都荒川区荒川3-63-3
【最寄】 JR常磐線「三河島駅」徒歩2分
