中毒者続出!小千谷のヘビー級「勝龍」
JR上越線・小千谷駅から1.5キロ、歩いて25分ほど。信濃川に架かる旭橋を左岸へと渡り、元町の信号で北に。東電信濃川変電所の脇を抜けた先、千谷川交差点そばにある「手打ちラーメン 勝龍」へ。ガッツリ系の一杯が界隈で絶大な支持を得ている人気店だ。大将の細貝勝也氏は15歳で業界入りし、1990年に23歳で独立創業した。
勝ち続けるラーメン屋に!と闘志を込めて「勝龍」と命名したそうだ。当初、勝也氏は兄の貴之氏と共に店を切り盛りしていたが、貴之氏は2008年に同じく小千谷市内に「手打ち麺処 暁天」を創業し、そちらの店主に。いまや両店とも小千谷のラーメン店の代表格となり、私もそうだが、県外から訪れるファンも多いという。
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雪国特有の二重玄関をくぐると威勢のいい挨拶が聴こえてくる。店内はカウンターとテーブルであわせて50席ほど。壁面には地元局のアナウンサー、格闘家、フードファイターからラーメン関係者まで多くのサイン色紙が飾られている。着席すると水と一緒に、みな一様に小皿でサービスチャーシューが出てくるのが嬉しい。
さてラーメンだが、醤油、塩、味噌をはじめ、ごま味噌の「ドッカンラーメン」、ごま塩の「ドカジオラーメン」、タンタンメン、冷やしタンタン、うまからみそ、ニボシダイス、勝肉メン、小千谷闘牛ラーメンなど名前だけではわからぬ個性的な麺を多数ラインナップしている。また醤油、タンタン、ドッカンの各種つけ麺も提供。
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さらに限定メニューとして、この日は「しょうゆのネギブタ」「岩のりみそ」「冷やしタンタンガッツンバージョン」「マッハGO!GO!」「あの!ネギブタ」「冷やしタンタンガッツンバージョン」など気になる手書きメニューも多数掲示されていた。飯モノにはライスや、ひき肉の乗った「ヒキ飯」「辛ヒキ飯」も用意。
今回は人気No.1という「角煮みそラーメン(1350円)」を注文。大盛無料ではあるが、連食中ゆえ普通盛でお願いすることに。待つこと7分ほどで丼に目いっぱい盛り付けられた一杯が到着した。並々注がれたスープは豚骨と鶏ガラがベースで、そこに地元・山崎醸造の味噌を中心にブレンドした味噌ダレを重ねている。濃厚でコクがあり旨い。
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ニンニクも香るパンチあるスープに合わせるのは自家製の多加水太麺だ。麺肌ツルツルでコシもあり旨い。さすが自家製、スープとの相性も抜群である。そしてチャーシューのかわりに角煮が3つ。少し固めで味が染みている。こりゃ味噌スープとの相性も抜群だ。そして甘辛のひき肉がたっぷりとのっている。うむ、白飯が欲しくなる。
ここに削ぎ切りされたサービスチャーシューを乗せれば最強の一杯が完成だ。ほかトッピングには炒めたモヤシ、キャベツ、タマネギに加え水菜、メンマ、刻みネギが乗る。卓上にはニンニクや豆板醤があるのでお好みで味調整を。豪快にして繊細な一杯、美味しく完食した。こりゃ雪が降る寒い日に啜るのも最高だろうな。
<店舗データ>
【店名】 手打ちラーメン 勝龍(しょうりゅう)
【住所】 新潟県小千谷市千谷川2-8-8
【最寄】 JR上越線「小千谷駅」から1.5km