じゃんがら赤坂店、土日限定の「家系」
キアヌ・リーブスが来日時にお忍びで啜りに来た事でも知られる「九州じゃんがら 赤坂店」。オフィス街なので人が少ない土日は定休だったが、2020年11月28日から土日限定で家系インスパイアの「土日家らあめん」を提供するように。グループで味を研究する中で生まれた家系。その発表の場に土日の赤坂店を選んだとのこと。
麺メニューは「土日家らあめん」と辛味入り「土日家RED」の2種のラーメンに加え、「土日家つけ麺」「肉つけ」もラインナップ。ご飯1杯が無料で、頼めば刻み玉ネギもサービスされる。また、店頭POPによるとレギュラーメニューである九州じゃんがら、じゃんがらみそ、熊本マー油の「ヴィーガンらあめん」も提供可能だそうだ。
今回は「土日家らあめん」を全部入り(1280円)で注文。家系なので、もちろん麺の硬さ、油の量、味の濃さも指定可能だが、今回はすべて普通で。サービスのご飯と玉ネギはお願いした。スープはサラリと粘度低めで、家系にしては上品な仕上がり。カエシの醤油もビシっと効くという感じではなく、円みがあり甘めの飲み口だ。
合わせる麺は土日家仕様。平打ちで歯触りの良い中太麺だ。こちらも一般的な家系とは一線を画すオリジナルの味わいである。そしてチャーシューは厚切りのバラロール肉と、じゃんがら全部入りのシンボルで長崎の卓袱料理を源流とする甘辛い角肉が鎮座。ほか、少しスモーキーな味玉、ほうれん草、明太子、海苔、刻みネギが乗る。
そしてサービスの玉ネギが良い仕事をしてくれる。なお調味料は卓上のニンニクや、個別に配膳される豆板醤を使用可能。好みに合わせてチューニングを。全体的に本家本流の家系のようなパンチはなく、正直、家系ガチ勢向けではない。じゃんがらの個性が前面に出た家系インスパイアだ。じゃんがらファンは一度啜ってみては?
<店舗データ>
【店名】 土日家
【住所】 東京都港区赤坂2-15-15
【最寄】 東京メトロ千代田線「赤坂駅」徒歩3分