信州「安養寺味噌」を使った人気店
JR松本駅のお城口から北東方面に歩いて5分ほど。伊勢町通り沿い、松本PARCOそばで2010年4月から営業する「麺匠 佐蔵」へ。こちらは信州味噌の発祥と言われている佐久市の「安養寺味噌」を使ったラーメンを提供する人気店だ。ここ松本を本店とし、佐久市、長野市、上田市と県内に計4店舗を展開している。
お店は蔵を模しており目立つのですぐわかるだろう。店内は1階にカウンター7席と、2階にもテーブルがあり計20席ほどを用意。行列時は記帳不要で、店前のベンチに順番に詰めて並ぶシステムだ。麺メニューは「佐蔵味噌らぅめん」を筆頭に、魚介味噌らぅめん、焦がし味噌らぅめん、野菜味噌らぅめんを提供している。
また「佐蔵味噌」「魚介味噌」と2種のつけそばも用意。サイドメニューには、そぼろ味噌とキャベツが盛られた「佐蔵めし」のほかに「黒豚餃子」もあり、こちらはネギマヨや信州味噌だれを加えることも出来る。今回は人気No.1という「佐蔵味噌らぅめん(930円)」に「タマゴ(110円)」をトッピングし注文することに。
スープは獣臭残る豚骨白湯に安養寺味噌をベースにしたタレを重ねたもの。豚骨の濃厚な旨味に、味噌の甘みとコクが加わりマイルドな飲み口に仕上がっている。一般的な味噌が半年から1年なのに対し、安養寺味噌は2~3年寝かせるため味に円みが出るそうだ。そして麺は濃厚スープと相性の良いモッチリした中太ストレート。
チャーシューは豚バラ煮豚が1枚で、箸で解れる柔らかさ。味玉は黄身ネットリで旨い。ほか、辛味ダレで和えた挽肉、 穂先メンマ、小口ネギがトッピングされる。壁の貼紙にスープの塩味は調整可能とあるが、私は丁度良かった。最後までアツアツで美味しく完食。信州味噌ラーメンの名店、松本に寄られた際はぜひ一度。
<店舗データ>
【店名】 麺匠 佐蔵(さくら)
【住所】 長野県松本市中央1-20-26
【最寄】 JR篠ノ井線「松本駅」お城口徒歩5分