肥宝館 -貧すれば丼する-

【亀戸】 らーめん潤「岩のりらーめん(980円)」

燕背脂の進化系!クセになる岩のりラーメン

新潟はラーメン王国。石神秀幸氏は、長岡の生姜醤油、巻町の濃厚味噌、新潟市の醤油清湯、燕の背脂の4種を「新潟4大ラーメン」と定義した。更に、そこに三条のカレーラーメンを加え「5大ラーメン」呼ぶ人もいる。とにかく新潟には多様なご当地麺が存在するのだ。

「らーめん潤」の本店は燕市。戦前より背脂ラーメンが親しまれていたという燕にあって、潤は創業1993年と比較的新しいが、支店も多く燕を代表する人気店に。東京では蒲田と亀戸に出店。本場の背脂ラーメンを楽しめると評判だ。

燕市は刃物や食器をはじめとした金属加工で栄えた職人の町。スープが冷めにくく、麺も伸びにくく、塩分補給ができる。そんな工場労働者のニーズを満たすべく進化を遂げ、今の背脂たっぷりで極太麺のラーメンがある。まさに歴史が育んだ一杯だ。

背脂ラーメンと聞くと、クドく濃厚なスープを想像してしまうが、こちらは煮干しなどの魚介出汁がメインなので、比較的ライトで飲みやすい。濃いめの醤油スープではあるが、他県向けに少し醤油と塩分を抑えているのか、荒々しさはなく洗練された印象を受ける。

また、丼を覆うように盛られた「岩のりラーメン」は潤が元祖。スープが魚介ベースなので、磯の風味も違和感なく、むしろ清々しく感じられる。生タマネギもシャキシャキで良いアクセントに。極太麺に背脂、岩のり、タマネギが絡み、旨さ爆発。

なお、背脂の量は5段階から選ぶ事が出来るので、より高みを目指す方はMAXの「鬼油」をお試し頂きたい。また冬季限定で、5大ラーメンのひとつ「濃厚味噌」も提供しているとのことなので、楽しみ待ちたい。

<店舗データ>

【店名】 らーめん潤 亀戸店
【住所】 東京都江東区亀戸6-2-1
【最寄】 JR総武線「亀戸駅」徒歩6分

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