「ハちゃんラーメン」直伝、注目の新店
東京メトロ半蔵門線・都営新宿線の「住吉駅」B1出口から四ツ目通りを6分ほど南下。小名木川橋を渡った先に2024年11月20日にオープンした「Japanese Ramen マンちゃん」へ。ベトナム出身のご主人・マンさんは同じくベトナム出身で浜松町の行列店「ハちゃんラーメン」店主・ハさんの友人で、ハさんに師事し独立創業したという。
名門「麺処 ほん田」で本田店主の右腕として修行したハさん直伝とあって、これは期待大である。店内はカウンター11席と4人がけテーブル2卓の計19席。麺メニューは「ラーメン」と「昆布水つけ麺」が醤油と塩の2種あるほか「旨辛まぜそば」もラインナップ。ラーメンのみプラス50円で手揉み麺に変更できるほか「和え玉」も用意。
それぞれ豚と鶏のチャーシュー、旨辛ネギ、味玉、温泉卵、海苔、メンマを追加トッピング可能だ。飯モノにはライス、卵かけごはん、豚丼、スタミナ丼、ネギチャーシュー丼を提供。またポテトフライや唐揚げ、イカ揚げ、揚げ春巻き、ウインナー、枝豆といったツマミ類もあり、ビールやハイボールを飲ることも出来る。
今回は「昆布水つけ麺 醤油」の特製(1400円)を麺300gの「中盛(100円)」でオーダーした。着丼までは待つこと9分ほど。つけ汁は、はかた地鶏や豚腕肉、香味野菜を炊いた出汁に、煮干し、鯖節、鰹節を炊いた魚介出汁、さらに浅利と羅臼昆布の貝出汁を合わせたもの。そこに4種の本醸造醤油をブレンドしたカエシを重ねている。
鶏を中心に、煮干し、節、貝の旨味が重層的に重なり、それでいて飲み口はスッキリ。とても良い味に仕上がっている。一方の麺は心の味食品特注の中太麺。羅臼昆布、がごめ昆布、鰹節、煮干しで出汁を引き、藻塩で味を調えた「昆布水」に浸しての提供だ。国産小麦を使っており香り高く、ツルリと喉越しも良い。
まずは麺をそのまま啜り、続けて藻塩、レモンで。そのあと「つけ汁」にインするというのが店のオススメだ。なお、つけ汁には豚腕肉の煮豚が2枚と色紙切りの長ネギが入る。煮豚はスープで煮込んでからタレに浸けているそうで味が染みて旨い。そして麺の上には豚バラの吊るし焼きと、低温調理の鶏むね肉が2枚ずつ乗る。
吊るし焼きはスモーキーで旨味が凝縮され、鶏はしっとりで絶品だ。そしてマキシマムこいたまごをウイスキー仕立ての特製ダレに漬け込んだ味玉も黄身ネットリで良い味に。ほかナルト、貝割れ、カットレモンが乗る。割りスープもあるが、私は昆布水でつけ汁を割り美味しく完食した。さすがハさん直伝。次回は塩も啜ってみたい。
<店舗データ>
【店名】 Japanese Ramen マンちゃん
【住所】 東京都江東区扇橋2-12-5
【最寄】 東京メトロ半蔵門線「住吉駅」B1出口徒歩6分