小山で人気のアッサリ塩ラーメン
JR小山駅の東口から北東方向へ歩いて10分ほど。汽車ポッポ通りと旧国道50号がクロスする陸橋東交差点を越えた先、富士通小山工場そばにある人気店「中華そば 一楽」へ。ご主人は合資会社地鶏ラーメン研究会が運営する野木町「中華そば 阿波家」で修業し、2004年に独立創業。試行錯誤を繰り返し人気店へと押し上げてきた。
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店内はカウンター7席と4人がけテーブル2卓の計15席。満席時は先に食券を購入し、券売機横のスペースに順番に座って待つシステムである。麺メニューだが、ラーメンはアッサリ系が塩、醤油、白醤油、煮干しの4種を。コッテリ系が鶏塩をラインナップ。一方、つけめんはアッサリが塩、醤油、コッテリは鶏塩をそれぞれ用意している。
さらに限定メニューとして「昆布水つけそば」や、鶏+豚+鯛の白湯スープ「三馬力つけそば」も券売機に名を連ねている。この日は「昆布水」は提供していたが、「三馬力」は毎月最終週の平日のみというから少々ハードル高めか。今回は女将さんおススメの「塩ラーメン(880円)」に味玉(120円)をトッピングし注文した。
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透明感のあるスープは地鶏をベースに、豚骨、煮干し、節、香味野菜などを丁寧に炊いた清湯。そこに天然塩、白醤油、昆布出汁などを使った塩ダレを重ねている。トゲが無く優しい味わいだが旨味はしっかり。非常に良いスープである。合わせる麺は自家製の中細ストレート。多加水で麺肌はツルツル。コシが強く絶品だ。
チャーシューはホロホロで脂身がトロリと溶ける厚切りの豚バラロールが1枚。味玉はオレンジ色の黄身がトロリと溶け出し旨い。ほか、ネギみじんと揚げネギ、しっかり味付けされたメンマ、海苔が乗る。塩スープとネギの相性も良く、美味しく完食した。次回は、これまた人気という「昆布水つけ麺」を啜ってみたい。
<店舗データ>
【店名】 中華そば 一楽
【住所】 栃木県小山市城東3-6-30
【最寄】 JR東北本線「小山駅」東口徒歩10分