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肥宝館 -貧すれば丼する-

【田町】 むらさき山「紫そば(1000円)」

無化調の濃厚スープが魅力「むらさき山」

JR山手線・田町駅の西口から歩いて4分ほど。慶応仲通り商店街で2008年2月から営業する人気店「むらさき山」へ。ご主人の柴山優一氏は、大井町にある和歌山ラーメン店「のりや」や、金沢文庫の「うめや」などで修業し独立。屋号は柴山という苗字が「紫山(むらさきやま)」と間違われやすい事に由来しているそう。

店内はカウンターのみ12席。麺メニューは豚骨魚介の「中華そば」を主軸に「つけめん」も提供。追加トッピングでチャーシュー、味玉、高菜、ネギ増しがあるほか、プラス200円で特製にあたる「紫(ゆかり)」にグレードアップも可能だ。また「ごわん=飯」モノには、豚ごわん、高菜ごわんなどもラインナップしている。

今回は「紫(ゆかり)そば」をオーダーした。なお、店頭のPOPに「しそは入っていません」との注意書きが。確かに「ゆかり」と聞くと例のふりかけを思い出す人も多く、紛らわしいのかもしれない。こちらは屋号の「紫=ゆかり」の意味である。着丼までは5分ほど。茶濁したスープは豚骨白湯と鰹や煮干しの魚介出汁のダブルスープ。

豚骨や鶏ガラのトロみと旨味はありながら、しっかりと鰹や煮干しが香るので重過ぎず。嫌な豚骨臭もなく、動物と魚介の相乗効果で抜群に旨いスープに仕上がっている。また香味湯がたっぷりなのでアツアツなのも嬉しいところだ。そこに合わせるのは歯切れ良い中細ストレート麺。パツっとした食感でスープとの相性も抜群である。

チャーシューはバラロール肉が3枚。噛み応えがあり味付けも強すぎず旨い。黄身がホクホクと甘い味玉も良い味だ。ほか、焦がしネギ、刻みネギ、海苔、メンマがトッピングされる。ご主人の修業店の良い所を掛け合わせた一杯といった所か。田町界隈では二郎三田本店に並ぶ人気店。お近くで店選びに迷った際は是非どうぞ。

<店舗データ>

【店名】 むらさき山
【住所】 東京都港区芝5-23-8
【最寄】 JR山手線「田町駅」西口徒歩4分

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