おととい電話があって、昨日の夜、娘がかえってきた。一月ぶりである。黒っぽい服を着た娘は、学生らしく見えた。
「ちょっと、目のお化粧がきつくなったんじゃない」というと、
「そんなことないよ。髪の色を黒く変えたせいだよ」と娘が答える。
顔はつやがあるので、元気そうではある。
少し痩せたみたいだった。家を出た頃はずいぶん太っていたみたいだったが。
食事はいつも作っていると言う。
お寿司が食べたいと言うので、手巻き寿司にして、残り物と、タケノコの煮物と、今朝のお味噌汁だったのに、「お母さんの料理はおいしいね～」といってくれた。
私は決して料理が上手ではないんだが、子供には慣れた味なのであろう。
「学校おもしろい？」と聞くと「うん」と答える。それを聞いて私は安心する。
でも相変わらず、アパートの住人はあまり好ましくないらしい。
お米がいるというので４キロくらいもたせる。買出しのリックで来たほうがよかっただろう。一度出ればもう戻ってこないような気がする娘であるが、仕方がないか、頑張ってくれれば、と思う今日この頃である。
新宿によるからといって、午前中に出て行った。
