先月、ある製薬会社さんの企画で、アレルギー性鼻炎をテーマとした座談会に出席させていただきました。その内容は、パンフレットにまとめられて、県内の耳鼻科の先生方に、配られるそうです。
昨日の朝、担当の方が、そのパンフレットの校正用原稿を届けてくれました。締め切りが迫っているので、早く届けて少しでも多く校正の時間をとってもらおうと、仕事が休みの土曜日、それも診療前にということで、早朝8時過ぎに来てくれたのでした。
パンフレットの自分の写真を見ると、会場の会議室で、普通の照明で撮ってもらった写真なのですが、さすがプロです。実物より随分とよい容姿に仕上がっていて、驚きました。
内容は、1時間ほどの座談会を、これもプロのライターの方が、5ページにまとめてくださっているのですが、無駄な発言は省かれ、でも話した内容は間違いなく自分が話したことが書かれていて、なおかつ話をしている間はあえて意図していなかったのですが、全体としての流れは、企画した製薬会社さんの薬も推奨するようになっているという、これも見事なプロの仕事でした。
とはいえ、けして特定の薬を宣伝する内容ではありません。私の話は開業医なら誰でも知っているような内容ですが、石戸谷教授や松根教授の新しい治療のお話などもあり、けっこうよい内容になっています。このパンフレットが、少しでも誰かの役にたってくれるとよいなと思います。
開業医は、つい自分ひとりで仕事ができるように考えがちですが、こういう仕事にかかわると、ひとつのことを仕上げるために、実に多くのプロの方たちが、力をつくしているのだということが、改めてわかります。実は開業医も、スタッフや、いろいろな業者の方たち、税理士さんなど、多くのプロの助けがあって仕事をしていることを、忘れてはいけません。