横浜市都筑区耳鼻咽喉科

南山田(センター北と北山田の間)の耳鼻咽喉科院長のブログ。

今年も終わろうとしています

2010-12-30 19:09:06 | 院長ブログ

例年12月30日から1月4日まで休診させていただいていますが、この年末年始は水曜日の休診日がちょうどその前後に当たり、連続して休んでおります。今日は九州に里帰りしており、九州からの投稿です。九州は寒いです。雪も降っています。里帰りしたときは母の好きな湯布院へ行くのが恒例ですが、明日は雪で行けるかどうか。

今年も大過なく終わろうとしていることに、まず感謝しなければいけません。もちろん問題はいくつかありました。問題のない人生なんてありません。幸い天の助けもあり、人の助けもあり、自分の力ではない力で、乗り越えさせてもらったようです。自分がもっと成長しなければといまさらながら思います。

平成13年の1月に開業して、丸10年になります。来年は次の10年に向けて、初心に帰って、いろいろなことにチャレンジしようと思っています。

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虚実皮膜と映画

2010-12-19 00:23:51 | 映画・テレビ

近松門左衛門の言う虚実皮膜とは、芸術は事実と虚構との微妙な境界にこそある、という意味だそうです。映画も同様です。虚構に偏ればしらけるだけだし、リアリズムを求めすぎてもしょせん現実の出来事に敵いません。黒澤明監督も、「嘘を信じさせるのが映画の力。嘘から出たマコトを描く」と言っていたそうです。

古き良き時代の映画は、現実にはあり得ない夢を描き、そこに真実を表現していました。しかし1960年代以降はもう人々が単純に夢を信じることはできず、リアリズムの映画が主流になりました。映画が虚実皮膜ではなくなり事実一辺倒になってしまった感がありました。だからといって、過去にもどることはできません。常に新しいものを目指さなければ、これもまた芸術ではありません。

 そして、今、映画は新しい時代に入っているように思います。スターウォーズ以降、SFやファンタジーの意欲作が相次いで作られています。新しい技術を駆使して虚構を描きながら、見るものをその世界に引き入れ、真理について考えさせる力を持った映画が、この1年間だけでも何作もありました。

クリスマス・キャロル、ナイン ~9番目の奇妙な人形~、コララインとボタンの魔女、アバター、ヒックとドラゴン、ラスト・ベンダー、ハリー・ポッターと死の秘宝。これらを子供の映画だと誤解して見ていない方、一度ご覧になってください。


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もうすぐクリスマス

2010-12-17 22:59:11 | 院長ブログ

医師会の会議の帰り、センター北のライトアップ。もうすぐクリスマスです。

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時間予約システムと順番待ちシステム

2010-12-14 22:50:11 | 院長ブログ

勤務医時代、外来の患者さんを2時間以上もお待たせすることが多かったのですが、何とかしたくても個人ではどうすることもできませんでした。開業したときには真っ先に電話予約システムを導入しました。15分ごとの枠に数人ずつ時間予約をとり、また、15分の枠には多少の余裕をもたせて、予約なしの患者さんも診察できるようにしていました。

ところが、開業してしばらくすると、とくに花粉症の季節や冬の風邪の季節には、15分の枠はすぐ埋まってしまい、予約なしの患者さんも多くて、次第次第に時間予約をの患者さんの診察も遅れてしまうようになってしまいました。

そこで、15分枠に予約できる人数を減らし、同時に順番待ちシステムを併用するようにしました。時間予約がとれなかった方は、携帯やインターネットで順番をとってもらい、順番がくるころに来院していただくようにしたのです。今でも、花粉症や風邪の季節には、どうしても遅れがちになってしないますが、ふたつのシステムの併用で、通常の季節に待合室で長時間お待たせするとはなくなったと思います。

すべて順番待ちにしてしまった方が、スタッフの手間も投資も少なくてすむのですが(昨年電話予約システムの耐用年数がきて2代目にしましたが、医療用の器械の常で割高で、小さな車が買えるぐらいの価格です)、時間予約を希望する方も多く、時間予約をメインに続けていくつもりです。順番待ちシステムを採用しているクリニックは多いので、そちらの方が便利という方もいるでしょうし、患者さんの選択肢は多いほうがいいとも思っています。

インフルエンザの予防接種は、他の感染症の子の受診とできるだけ重ならないようにするため、時間を決めて予約をとるようにしています。また、小児の1回目の接種をした方には、2回目のワクチンを確保するようにしています。2回目のワクチンを確保するというのは、実はけっこうやりくりが難しいのですが、しばらくはこのやり方でやっていきます。予約なしで接種してくれたり、ワクチンの在庫がある限りいくらでも受け付けるというクリニックもあるので、これも患者さんの選択肢がいろいろある方がよいと思います。

 

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学会誌の完全電子化

2010-12-13 22:12:39 | 院長ブログ

印刷された日本鼻科学会誌の最後の号が、今日届きました。次号から製本はやめ、電子媒体のみの発行となります。時代の流れなのでしょう。鼻副鼻腔炎ガイドラインなどについては、できるだけ多くの人が簡単に見ることができるオンライン化が必須ですが、紙に印刷されたものがすべて無くなってしまうのは寂しい感じがします。研修医のころ、はじめての論文が活字になったときの感激は忘れられません。

今日届いた最後の号に、”小児副鼻腔炎における画像診断の有用性”と題した論文を載せてもらいました。日本鼻科学会は、開業するまで幹事もやらせてもらい、いろいろな思い出もあります。もちろん学会がなくなってしまうわけではなく、学会誌の完全電子化とともに、いろいろな改革が行われていますので、むしろ今後の学会の発展を期待しようと思います。

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