@というのは、横浜市北4区、青葉区(A)、都筑区(T)、緑区(M)、港北区(K)の頭文字を並べた、ATMKからのネーミングです。歴史的には、もともとひとつの区だった4区です。この4区の耳鼻咽喉科医で企画した勉強会の、昨夜は第1回目のセミナーでした。
一人めの講師は、昭和大耳鼻咽喉科講師の比野平恭之先生。スウェーデン、カロリンスカ研究所に同時期に留学していた、旧知の先生です。「鼻・副鼻腔腫瘍に対する内視鏡下鼻内手術」というテーマでした。大学病院にいるころ私もテーマのひとつにしていた内視鏡下鼻内手術の適応をひろげる、精力的な仕事をされている先生です。
もう一方は、川崎市衛生研究所所長の岡部信彦先生。大学の先輩でもあり、娘が生まれたころ住んでいた家の近くの国立小児病院に当時いらして、娘の予防接種の計画をたてて接種をしていただいた先生でもあります。その頃は先生も30代の青年医師でしたが、その後昨年まで国立感染症研究所感染症情報センター長として活躍され、テレビなどにも登場されることが多いので、ご存じの方の多いと思います。「ウイルス感染症に関する最近の話題~麻疹・風疹の流行と対策、鳥インフルエンザH7N9の状況とこれから~」というテーマでご講演いただき、私が座長を務めさせていただきました。
どちらの先生も、多くの業績を残されてきているのみならず、人間的魅力にあふれた先生方で、とても良い経験をさせていただきました。