27日の北海道の登別や室蘭の暴風雪による大規模な停電は、昨日も続いていました。今朝のテレビでは、長時間並んでストーブを買い求める人が映されていました。ストックホルム同様、現在は関東でも多くの家庭がそうかもしれませんが、北海道でも通常の暖房は電気が主体のようです。北国の冬、電気がないというのは、生死にかかわることです。
ダウンや厚手のコートの売れ行きは、最低気温が10℃を切り、最高気温が15℃を下回る頃から伸びるそうですが、それは例年は12月なのに、今年はもう11月20日からそれが始まっているそうです。今年の冬は、例年より厳しい寒さに対応できるように、準備が必要なようです。寒いと耳鼻科の病気も増えます。
もっとも、先日、同級生の小児科S先生から電話があり、ずっと何週間も中耳炎で耳漏が続く子っているだろ、どうしてる?という質問を受けましたが、幸い当院には、もう何年もそんな子はいません。そういう子には、早めに鼓膜チューブを入れます。チューブが入っていれば、まず中耳炎になりませんし、万一なってもすぐ治ります。今月も、もう何人もの小さな患者さんたちにチューブを入れました。
暖冬だった昨年に比べれば患者さんは多いのですが、11月のはじめに比べるとそれほどでもなく、今日の午前中などは、予約以外の順番待ちをしていただく患者さんはほとんどおらず、けっこう暇な時間がありました。患者さんの受診には、気候以外の要因も関係しているようです。