横浜市都筑区耳鼻咽喉科

南山田(センター北と北山田の間)の耳鼻咽喉科院長のブログ。

フェデラーのさらなる進化

2010-11-29 08:33:20 | スポーツ

昨日の夜CS放送のGAORAで、テニスを見ました。ナダルvsマレーとフェデラーvsジョコビッチの2試合。当代の4強の真剣勝負を一夜に見られるという、幸せな夜でした。

ナダルvsマレーの死闘も見ごたえがありましたが、凄かったのはフェデラー。ジョコビッチを圧倒していました。9月12日のブログで、”王者フェデラーも、ナダル、ジョコビッチには、もう並ばれ、追い越されかけているのかも知れません。諸行無常です”などと書きましたが、大きな間違いでした。フェデラーは進化し続けていました。片手バックハンドのダウン・ザ・ラインへの強打などは異次元の世界ですし、ネットプレーの美しい流れも、確実に進化しています。脱帽です。フェデラーごめんなさい。

自分もクリニックもさらなる進化を目指さなければ。今までと同じことだけをしていたのでは、衰退していきます。常に新しいことを勉強し、工夫を重ねていかなければ。諸行無常なのは確かですが、それを自分への言い訳にしていないか、反省させられました。

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中耳真珠腫の手術 鼓膜内視鏡写真

2010-11-28 23:07:21 | 院長ブログ

昨日の夜は、勉強会。母校の慈恵医大の耳鼻咽喉科の准教授である小島先生が、中耳真珠腫の手術について講演をしてくれました。

中耳真珠腫というのは、慢性中耳炎の一種で腫瘍ではありませんが、骨を壊しながらどんどん奥へ広がってしまうという意味で、腫瘍のような性質があります。聞こえは悪くなるし、耳の奥には三半規管もありますから、めまいを起こすこともあります。さらに奥には、顔面神経や脳があるわけですから、進行すると怖い病気です。中耳真珠腫は、多くの場合、手術が必要になります。

この手術は、術者の技術と経験によって、かなり手術成績が違ってくるので、手術をお願いするに当たっては、よい先生を選ばなければなりません。良い先生というのは、お人柄も含めてです。手術の経験が豊富でかつ患者さんのことを真剣に考えてくれる先生を知っておき、患者さんを紹介するというのも、開業医の大切な役目のひとつです。

小島先生もよい先生だし、現在は慈恵医大付属病院長でもある森山教授、さらに先代の本多教授もこの手術の専門家でした。昨日の座長の先生が何かの本からコピーした「主な医療機関の耳鼻咽喉科治療実績」を見せながら話してくれたところによれば、年間の鼓室形成術(中耳真珠腫をはじめとした慢性中耳炎の手術)の手術件数は、慈恵医大が年間204件で関東のトップでした。

しかし、さすがに東京は遠いので、通常は真珠腫の患者さんの手術は、聖隷横浜病院の松井和夫先生にお願いしています。松井先生も人間的にもとてもよい方で、手術の腕は神奈川一と思います。昨日見せてもらった「耳鼻咽喉科治療実績」でも、聖隷横浜病院の鼓室形成術の件数は年間171件で、神奈川では断然トップでした。

もちろん、手術件数はその病院の評価のひとつのめやすに過ぎません。手術件数だけで、その病院がよいかどうかは決められません。できるだけ、その先生から直接お話を聞いたり、他の耳鼻科開業医の先生から情報を集めたりすることが必要です。そのためにも、昨日のような勉強会は、そのあとの懇親会も含めて、よい機会となります。

真珠腫には、先天性真珠腫というのもあります。当院の患者さんは小さいお子さんが多いのですが、私は耳の症状があってもなくても、受診時には全員鼓膜の内視鏡写真を撮って記録し、過去の鼓膜と見比べるようにしています。小さいお子さんは、自分で症状を訴えることができないので、それによって急性中耳炎や滲出性中耳炎が見つかることがしばしばあります。さらに、鼓膜のわずかな変化から、「先天性真珠腫」を全く症状のない初期のうちに見つけることも、これまでに数例ですが、あります。

 

 

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アンパンマンとやなせたかしさん

2010-11-25 00:25:05 | 絵画・音楽・文学

うちは小さな患者さんが多いので、診察室にアンパンマンがおいてあるのですが、月曜日、忙しい一日が終わってふと見ると、大小のアンパンマンが重なってトーテムポール状態になっていました。

スタッフの誰かが、仕事中のちょっとした合間にやったようです。あの忙しい日に、まだ心の余裕があったようで、こちらもほっとした気持になりました。忙しいときに、仕事に集中することはもちろん大事なのですが、その上で心に余裕がないとかえってミスが出やすいし、患者さんにやさしく接することができません。

ところで、3歳以下のお子さんの間でのアンパンマンの人気は、想像を超えたものがあるようです。顔の認識というのは、脳にとってかなり高度な働きらしいのですが、パパの顔を正しく認識できないのか、診察室で私のことを「パパ」と言ってしまうような小さい子が、アンパンマンを見ればしっかり「アンパンマン」と言うのには驚きます。

原作はやなせたかしさん。先日の日曜日にNHKの短歌の番組に出ていらっしゃったのをお見かけしましたが、91歳まだ矍鑠としていらっしゃいました。

やなせさんは、50代後半にアンパンマンを世に出す10年以上前から、小学生だった私たちには、既に有名な漫画家でした。後にガッチャマン、ハクション大魔王、ヤッターマンで有名になった吉田竜夫=タツノコプロのテレビアニメ第一作、「宇宙エース」の主題歌の作詞をやなせさんが担当されており、小学校の同級生の多くが誤解して、宇宙エースはやなせたかしさんの漫画だと主張していたのを憶えています。たしかに、そのころのお仕事は作詞やイラストの方が主だったようです。NHKのみんなのうたで、「手のひらを太陽に」などの作詞とともにご自分で絵も描かれていて、それが印象的で、子供だった私たちは有名な漫画家と認識していたのかも知れません。

やなせさんは、今は休刊してしまっている「詩とメルヘン」の編集長としても知られれています。私自身は詩に興味があったわけではないのですが、大学生のとき友人が、詩を投稿して掲載されたのを自慢していたので、その雑誌の存在を知りました。やなせさんの本分は、詩人なのかも知れません。

 

 

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秋の雲

2010-11-24 19:46:53 | 旅行、レストラン

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クリスマスのTomte

2010-11-19 23:14:24 | 院長ブログ

エントランス(階段)は、秋のTomteたちから、クリスマスのTomteたちに、模様替えされました。

 

クリスマスツリーも登場です。

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