横浜市都筑区耳鼻咽喉科

南山田(センター北と北山田の間)の耳鼻咽喉科院長のブログ。

日本耳鼻咽喉科学会

2013-05-16 21:59:44 | 旅行、レストラン

昨日から札幌に来ています。今回は、短期間の参加なので、知人の先生方に会う機会も持てないかと思っていましたが、昨日千歳空港でO先生、Y先生のふたりの先輩とばったりお会いし、ご一緒することになりました。おふたりは、常に積極的に仕事をされており、いつもいろいろな事を教えていただいて刺激されます。幸運なことでした。

今日は朝から学会場に缶詰。昼もランチョンセミナーだったので、少しずつの休み時間をはさんで、4つのセミナーを連続して聞きました。

中耳と内耳の間の窓が破れて内耳のリンパ液が漏れて、難聴やめまいを起こすのを、外リンパ瘻と言います。25年ほど前はかなり注目を集めながら、良い診断法がなかったこともあり、欧米ではこんな疾患は実は存在しないという考えが主流になっています。

しかし日本では、その存在を信じて、地道に研究を続けられている先生もおり、内耳のリンパ液にしかないタンパク質を見つけ出し、それを簡単に調べる方法も開発した埼玉医大の教授のお話には、大きな拍手が送られていました。

この病気は、多くはありませんがけしてまれではないのです。患者さんにとっては、大きな朗報です。実際、原因不明のめまいでずっと車椅子生活だった方が、この検査ではっきり診断がつき、穴を塞ぐ手術で完治した例も、既にいらっしゃるそうです。この検査は、一般に行えるところまで、もう一歩というところまで来ています。

嗅覚障害、好酸球副鼻腔炎、めまいについては、新しいことはありませんでしたが、現在の自分の診断治療が時代遅れになっていないことの確認と、頭の整理ができました。

一方で、まだ分からないことの多い好酸球性副鼻腔炎に、新しい知見が皆無たいうのは、残念な事です。

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健診帰りの道2

2013-05-09 14:47:18 | 花鳥風月

昨日(5月8日水曜)は、クリニックの清掃ワックスがけの日。業者の方にお任せして、私は2校目の学校健診。

健診は思いの外早く終わり、学校の裏の公園から遊歩道を仲町台の駅まで歩きました。港北ニュータウンは、たいていの所へ遊歩道や公園を歩いて行けるのですね。平日の昼前というころもあり、公園は独占状態です。遊歩道も、仲町台の駅の近くまでは、人通りも少なく、近くのドイツ学園の方でしょうか、ドイツ語で会話をしながら歩いている方が目立ったぐらいでした。

  今日の道でも、イネ科の雑草は、目につきました。

仲町台の駅の近くでは、ドラマか何かの撮影をしていました。この街は、テレビのロケに使われることも多いですね。

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ゴールデンウィーク 花と妖精

2013-05-09 08:25:55 | 院長ブログ

4連休はのんびりさせてもらいました。狭いながらも緑の多い庭で、ひまわりと過ごしたり、暇なときにやろうと思っていた、子供たちの小さいころ、β時代のビデオをハードディスクにダビングしたり。

昔ソニーファンだった頃、それまでカメラが2kg、本体が2kg、合わせて4kgを抱えて歩かなければいけなかったホームビデオが、カメラと本体が初めて一体になったこのβムービーを、長女の誕生に合わせて購入しました。8mmのビデオが発売されるのは、さらに数年後のことです。カメラはとっくの昔に処分しましたが、ビデオデッキは30年たった今も健在です。当時のソニーの技術力の高さと、昔は機械は多少高価であっても耐久性を持ってつくられていたのが、改めて分かります。今はケータイで動画が撮れてしまうわけですが、同じ機械を30年後まで使うなどという発想は、もちろんあり得ないわけで、そのことに無常を感じたりするのは、年齢をとったからでしょうか。

出かけたのは、みなとみらいに一度行ったぐらいでしょうか。赤レンガ前の広場では、オクトーバーフェストならぬ、なんとかフェストをやっていて、ドイツのビール、ワインを楽しむ人たちで、賑わっていました。大桟橋には、飛鳥Ⅱよりさらに一回り大きい客船が停泊していました。このコスタヴィクトリアは、アジア地域を周航する船のようですが、横浜もバルセロナのように、世界中の観光客が立ち寄るような港になるといいなあと思うのですが。

連休中に階段(エントランス)の模様替えをしました。花と妖精です。

  

 

 

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ダ・ヴィンチと雑草

2013-05-02 23:57:06 | 花鳥風月

例年同様、ゴールデンウィークはカレンダー通り、祭日と水曜日曜の休診日以外は診療しています。

日曜、月曜は久しぶりの連休で、ゆっくりさせてもらいました。数年前から近所の道路脇などに、野生のヒナゲシが群生しているのが目立ち、だんだん咲いている範囲が広がっているのに気づいていましたが、今年ついに我が家の狭い庭にも登場しました。下の写真の中央付近のオレンジ色の花がそうです。

月曜は上野の東京都美術館のレオナルド・ダ・ヴィンチ展。上野は人で溢れていましたが、月曜は通常は休館日だからか、地味な展覧会だからか、レオナルド・ダ・ヴィンチ展は空いていて、ゆっくり見られました。展覧会の目玉は多数の自筆のメモで、絵は音楽家の肖像という油彩1枚だけです。もっとも、ダ・ヴィンチの絵は世界に十数点しか存在していませんから、1枚でも必見です。顔面の筋肉が皮膚を透かして分かるぐらい、ある意味不自然なまでに描写され、写実ではないその手法が、かえって多彩な表情を一枚の絵に捉えているような、不思議な絵でした。昼は美術館内のレストランで娘一家と待ち合わせて食事。ちょうど12時頃だったのに、レストランもほとんど待たずに入れました。

30日火曜日は、予想通りの大台越え、お待たせしてしまった患者さんには、申しわけありません。診療が終わってから、レセプト。新しいレセコンですが、全く問題なく、終わりました。帰宅して遅い夕食を食べ終わったらもう11時。もう一がんばりすれば、金曜からは4連休です。

5月1日水曜日は、今年1校目の学校健診。学校側の要望で、例年より早い時間から開始。滞りなく終わりました。小学校のすぐ裏は遊歩道になっており、診療所の側の公園まで、遊歩道を歩いて帰れます。遊歩道脇には、アザミなどの花の中に、イネ科の雑草もかなり目立ってきています。春の木の花粉症は、ゴールデンウィークでだいたい終わりますが、入れ替わるようにして、イネ科の雑草の花粉の季節に入ります。木の花粉のように遠くまでは飛びませんが、公園や野原では、ご注意ください。

←クリックすると、拡大写真が見られます。

そして5月2日木曜日も、大台を大きく越えました。ひとつには、木曜休診の診療所が多いので、普段他の診療所に行かれている方も、当院を受診されたということもあります。診療が終わったときには、8時半になっていました。連休明けの7日の日は、また混むでしょうが、その後は、風邪の季節から花粉症まで続いた、耳鼻科の繁忙期が終わり、夏に向けて閑散期が始まります。

 

 

 

コメント (2)
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