午前11時すぎに、急いで入院する必要のある病気の方が受診。北部病院にお願いしようと思い、外来の受付時間を過ぎてしまう可能性があるので、連携室に電話をしたところ、”本日の診療は終了しました”というメッセージ。代表電話番号に電話しても同じです。
あとでわかったのですが、今日は昭和大の創立記念日で休診だったのです。当然藤が丘病院も休診です。患者さんに待っていただいて、横浜労災病院の連携室に電話したところ、今日は耳鼻咽喉科は手が足りず、初診の患者さんは診ないとのこと。申し訳ないなと思いながら、先生に直接ご相談させてくれませんか、とお願いしたところ、先生と直接お話しするまでもなく、診ていただけることになりました。
ところが、タクシーを呼んで、患者さんがさあ出発しようというときに、横浜労災の耳鼻咽喉科の先生から直接電話がありました。耳鼻咽喉科としてはOKしただけど、入院ベッドに空きがなく受け入れらなくなりすみません、という電話でした。手が足りずお忙しいのに、わざわざ直接電話をいただいたことに感謝をしつつ電話を切りましたが、通常お願いしている3病院がすべてだめとなると、少し困りました。
タクシーをには待っていてもらい、もう何年も前、北部病院にベッドの空きがないときに、横浜総合病院の耳鼻咽喉科が受け入れてくれたことを思い出し、電話をしました。耳鼻咽喉科の看護婦さんが電話に出て、今朝の時点でベッドに空きがなかったので、他を当たってくれとのお返事です。もしベッドに空きが出たら連絡をくださいとお願いしておいて、関東労災に電話をしたところ、ここは受け入れてくださるとのこと。その直後に、横浜総合病院から電話があり、午後にはベッドが空きそうとのこと。横浜総合病院の看護婦さんには、他の受け入れ先が見つかったことを伝え、お礼を言って、患者さんは、待たせてあったタクシーで、関東労災に向かってもらいました。
ふだん、急性の病気の患者さんを受け入れていただくのは当たり前のように思ってしまっていましたが、こういうことがあると、近くに基幹病院があることは、本当にありがたいことであると、改めて思います。各病院の先生方、看護婦さん、その他のスタッフの方にも、改めて感謝いたします。