スケッチブック

しずかに、のんびり、ゆるやかに

おでかけ*5 須田さんと田中さん

2022-05-13 10:14:00 | 音・ことば・本・モノ・偉人さん
梅の間には


お月さま





白い障子、畳と、柱があるから
ふすま絵が
生きるのでしょうか

調和・・
ハーモニー

「はやく」
母に呼ばれてしまうほど
見入ってしまう



波の音が聴こえそうな
松の間





思っている松の絵とは
ぜんぜんちがう
でも、松、とわかります

好きな、赤いブラシの木も
こんなふうに
描けるかも・・


萩の間








ふすま絵は
ふたりの画家さんが

はじめに
須田きょう中さん

うわあ・・思った
紅葉、梅、松、萩は
ぜんぶ須田さんでした

葉っぱのこすれる音
さえずり
季節の湿度まで感じるような
すごい空間

もっと観たい

でも
須田さんは、竹の間の制作前に
病で倒れてしまい

竹からあとは、田中さんが
引き継いだそうです


須田さんは
もっと描きたかっただろうな・・
田中さんは
大変なプレッシャーだっただろうな・・

静かなふすま絵たちに
ありがとうございます、と

なんとなく
おじぎしてしまうのでした