このところあちこちで見かける、エンジェルフェザーフローライト。
フローライトに白い羽根のような模様が入ったもの。エンジェルフェザーとはよく言ったもので、商品名としても魅力的。
この白いもやもやが何からできているのか、まだわからないらしい。ってそんなことあるのか? 砕いて分析すればいいだけだろうに。まあやったところで何かの得になるわけでもないから誰もやらないのでしょう。そういうことはけっこう多い。
中国浙江省義烏というところで採れるらしい(江西省九江市という説もある)。近年中国はレアアースだけでなく、趣味用の天然石もさかんに掘り出しているように見える。それもチベットとか広西省チワン族自治区とか内モンゴルとか……。もやもやするけれど深入りしない。
これは某安売店でばかばか売り出し始めた頃に買ったもの。
高さ108ミリ。高かった。一万円を超えるものは買わないという貧石の規則を破って、清水の舞台から飛び降りるつもりでぽちっとしたもの。まあ骨折はしなかった。
(安売り店で加工品なので産地表記はない。まあしょうがない。)
なぜそんなにほしかったか。
これ、何かねえ、「天界」の姿に見えるんですよ。
何がだよ、と言われても困る。見たことあるのかよ、と言われても困る。
けど、どこまでも澄んだ青の中を、細かい光の糸が高みへ昇っていく。
ところどころにはクラックの虹が光る。
それがね、あちきにとっては天界のイメージに近いと。
小さいペンダントや六角柱ではこの景色は出ない。だから高かったけど大きいこれがほしかったのです。ま、お笑いください。
これをぼうっと眺めながら天界の神々のことを想う。それも酔狂ということで。