ヘミモルファイト。Hemimorphite、異極鉱。Zn4Si2O7(OH)2・H2O。
前にも一度小さなカボッションを上げたんですけど、この石の色はなんかいいなあと思っていたところ、ヤフオクでほわんとした美しい標本が出た。
中国雲南省産。約26㎜。
クォーツとカルサイトに混じっているためにライトブルーがボワッと拡がっていて、なんとも美しい。小さいけどカキっとした結晶もあるし、とてもいいです。
そしてもう一個、ヤフオク。これも雲南省産。
ドゥルージーな微小結晶が集まったもの。いや、水晶でコーティングされているのかな。
この色はたまりません。
ヘミモルファイトには無色透明なものもあって、その手は大きな結晶があるけれど、青いのはあまり大きくならずモコモコっとした球状結晶が多い。どういうことなんでしょう。
なお、mindat には、2020年頃からオハエラ産のヘミモルファイトで着色したものが出回っているので要注意という警告がある。うーむ。コビャシェヴァイトもそうだったけどオハエラ産鉱物にはいろいろ問題があるみたいですねえ。メキシコかあ。むにゃむにゃ。
こんなんらしい。
あんまりどぎつい色のもの、青なのに結晶が大きいものは注意が必要でしょうね。
さて、ヘミモルファイトは、Zn4Si2O7(OH)2・H2O。意外なことに、亜鉛の珪酸塩というのはこれとウィレマイトだけ。はて、ウィレマイトはどんな石だったっけということでネットを探って、前記事のレア石へ出くわした次第。
で、今度は亜鉛鉱物を改めておさらいすることにしましょう。つづく。
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