元外資系企業ITマネージャーの徒然なるままに

日々の所感を日記のつもりで記録

バーチャルリアリティを、いち早く音楽業界が一致団結して早めに導入していただけないだろうか。

2021-02-02 14:49:34 | 芸術(美術展・映画・コンサートなど)
音楽は不要不急ではないが、私のようなおじさんにとってコロナウイルスへに感染が怖いから、とてもコンサートホールやライブハウスへは行けない。今はライブ配信を見ることで我慢しているが、やはり現場で見るよりはずっと物足りない。現場のプレイヤーとお客さんが醸し出す一体感の雰囲気はとても大事で、生で聴く音楽は1+1=2以上の3にも4なるくらい素晴らしさが倍加する。それにピアニッシモがテレビやパソコンではうまく聞こえない。音量を大きくして聴いて、また元の音に戻して聴いているが、自分が音量を調整していたら、これではピアニッシモではないだろう。特に弦楽器の奏でるピアニッシモは、とても小さな音だけど、弦が揺れている振動が伝わってくる。空気伝染なのか、ホールの床を通して伝わってくるのかわからないが(おそらく両方だろう)、振動が身体に伝わってくるのはホールならではの一つの感動である。
そこで提案だが、東京オリンピックで導入予定だったバーチャルリアリティを、いち早く音楽業界が一致団結して早めに導入していただけないだろうか。実際、どんなものなのか経験してみないとわからないが、今のYoutubeとあまり変わらないライブ配信よりはずっと臨場感があるような気がする。ライブハウスの一番前の席で、プレイヤーの息遣いや、「イヤー」とか「おう、いえ」とか、そんな掛け声も近くで聴けたら最高である。
ソニーや任天堂も既にゲーム機ではバーチャルリアリティーを発売済みだし、ゲーム機でライブ配信を見たってかまわない。日本の高い技術力を生かせるし、世界に先駆けて導入して欲しい。

今日のジャズはピアニストのバド・パウエル

2021-02-02 09:02:39 | ジャズ
今日のジャズはピアニストのバド・パウエル。誰もが一度は聴いたことがある「Dear Old Stockholm」や「クレオパトラの夢」などは、ジャズのジャンルを超えて本当に素晴らしい曲。後々までクラシックの名曲として演奏され続けられるのではないか。ドラムとベースがまた彼のピアノにぴったりと寄り添い、時にはその存在を追い越して暴走するが、常に安定的にリズムを刻んでいるのが素晴らしい。本当にパーフェクトなジャズだ。彼を聴きだすと、何回も何回も繰り返し聴いてしまう。
ただ、ソニーの素晴らしいノイズキャンセリング付きのイヤホンで聞くと、バックでやたらと誰かが叫んでいる声が聞こえる。何を言っているのか聴き取れないが、スピーカーで聴いたときは全然気にならなかったのだが、性能がいいイヤホンで聞くとちょっときになるなぁ、無い方がいいと思う。それでも、まあバド・パウエルが、暗い地下室のジャズクラブで、スポットライトを浴びて気持ちよく乗りに乗ってピアノを弾いている雰囲気は伝わるから、これはこれでいいかな。

ノーム・チョムスキー著「アメリカンドリームの終わり、あるいは、富と権力を集中させる10の原理」寺島隆吉 (翻訳)

2021-02-02 08:26:23 | 時事エッセイ
アメリカ合衆国の学者で民主党所属国会議員のエリザベス・ウォーレン(Elizabeth Warren)が、ツイッターで「すぐに学生ローンを借金の返済を免除しよう。これは議会承認を待たずにバイデン・ハリス政権の執行権限で可能」と2021年2月2日に投稿。
ノーム・チョムスキーは、「アメリカンドリームの終わり あるいは、富と権力を集中させる10の原理」寺島隆吉 (翻訳)の中で、次のように書いている。
「授業の値上げが学生運動を抑え込むために意図的・計画的になされたということを証明する証拠はない。」
「借金を背負って卒業する学生は、罠にはまったネズミと同じです。その借金は返済できないように仕組まれている。自己破産しても破産宣告は出来ない。その結果永遠に権力に服従するように強いられる」
アメリカンドリーム(=民主主義)の終わらせ方は、いろいろあるけれど、若者を教化・洗脳するのも一つの方法であると彼は主張する。
日本でも同じような戦略で国公立大学の授業料が上がり、それにつれて私立大学の授業もあがった。そして、奨学金というローンで裕福でもない家の子供が借金をして大学へ行けるようになった。しかし大学出ても安い給与で長時間働かざるをえない若者が多いとニュースでも取り上げられている。なぜならローンを返済しないといけないからだ。この奨学金という名の借金地獄を、大学を出てローンを返済している若者は実感できるのではないか。大きな借金を抱えていては、なかなか結婚さえできない。日本でもれいわ新選組の山本代表が、ウォーレンと同じように奨学金の返済を免除する政策(鎌倉時代の徳政令のような)を主張している。特にコロナ禍でアルバイトも出来ない学生が多い中、学生はもちろん卒業生にも多大なメリットはあるはずだ。そしてこの問題だけでなくまだまだ続くグローバルな新自由主義時代における教育政策、そのものの見直しが急務だと思うが。