箪笥の修理

近所の方が工房に来られた。
洋服箪笥の扉が壊れてしまったんだけど、直せないかなあ、との事。
どう壊れたのか説明を聞いてもよくわからない。
大切な箪笥で、どこに修理を頼もうか調べていたんだけど、わからなくて
私の所なら直してくれるかも、と来て頂いたらしい。
じゃあ、あとで見に行きますと言っておいた。
仕事も一段落したので、お伺いすると立派な洋服箪笥なのだが、扉の
一枚が、破損していた。
この扉は左右の桟がはめ込み接着になっていて、そのはめ込みが外れて
いたのだ。
接着剤の量が少なかったようで、破損もなく単純にはめ込みが外れた状態。
接着剤を入れて圧着すれば簡単に修理できそうである。
じゃあ、扉外して直してきます。という事で工房に扉を持ち帰った。
仕事も終える時間なのでさっそく接着剤を塗り、クランプで締め付けた。
この状態で明日になれば、できているはず。大きいので置いておくと邪魔で
ある。さっそく明朝に持っていこう。
こういう時悩むのが修理代をどうするか。家具の修理はめったにやらないので
ついつい安く言ってしまう。今回も頭で考えると、簡単そうだったので、安く言ってしまったのだが、実際やってみると相当気を使う所が多くて、技術も
必要である。持ち主はそんなに安くていいんですかあ。と喜んでいたが、
言ってしまったあとでは、値上げもできず、簡単ですからそれでいいんですよ。
と言わざるをえなかった。まあ喜んでいただければ、今回は良しとしよう。

フォトフレーム

息子の結婚式でフォトフレームをもらった。
前から欲しかったので嬉しかった。
というのは、工房の家具展示室には多くの家具が展示されているのだが、
それでも、もっと見て欲しい家具はその他にも多くある。
そこで今までに製作した家具で、お客様に注文を頂く際、参考になるような
家具をフォトフレームにて見せようというのだ。
フォトフレームの画像はＨＰの画像など比べ物にならないほど、鮮明に
映る。素晴らしい。
たまたま展示していた木の額がぴったりの大きさだったので、フォトフレームに
取り付けてみた。
いい感じである。