免許証の更新に行った。
そこで目にしたもの。
見てのとうり「酒を飲んだら運転するな」という意味のラベルが貼られている一升瓶。
なんか複雑な気持ちもしたが、実際そのとうり。
何年か前に私の友人A君が酒が原因で会社を辞めた。
A君は野球大会の運転手兼選手として大会に参加。
午前中に負けてしまい、午後からは応援のみ。
行きはA君、帰りは他の人が運転と決まっていたらしいのだが、昼の弁当にお茶代わりに出たビールを運転するはずだった人が飲んでしまった。
もちろん主催者は運転をする人はビールを飲まないように、お茶を飲むようにと言って
いたらしいのだが・・・・?。
A君は帰りは運転をしなくていいと思っていたため、A君もビールを飲んでしまった。
運転手がいない。
しかたなくA君が飲酒運転としりつつ、運転をした。
結果、飲酒検問に引っかかった。
酒気帯び運転。
その夜、泣きながら電話をしてきた。
「飲酒で捕まりました」・・絞りだすような声だ。
クビになってしまう。
会社のコンプライアンスに反するからだ。
一年に一回、SDカードを取ると何月何日にどんな違反をしたのか
解るようになっている。
つまり酒気帯び運転で捕まると、会社を解雇という事になってしまうわけだ。
A君には妻と子供が2人いる。
まだ小さい。
目の前が真っ暗だという。
「なぜ、解ってて運転したんだ」・・言う私もつらい。
A君は後悔した。
でも、だれにもどうする事もできない。
電話の向こうで泣くA君の言い分を黙って聞いてあげるしかなかった。
「酒を飲んだら運転はできない」
こんな事、幼稚園児でも知っている。
でも、現実は
「俺に限って大丈夫だ」
「俺に限って捕まらない」
じゃないだろうか。
私も含めて、家族や友人を悲しませる飲酒運転だけは、本当にやめて欲しい。
ただA君には、岡田監督の言った言葉。
「人間万事塞翁が馬」=「じんかんばんじさいおうがうま」
と言う言葉を私も贈りたい。