年賀欠礼の葉書が届く。
高校の時の担任と20年以上
続いていたやりとり。
年賀状を出す時に
近況報告を書き、
そして先生の近況を尋ねる。
すると1年後の年賀状に
尋ねた答えが返ってくる。
ゆるりんとした
1年に1回だけの短い手紙。
だけど去年の返事が
今年は来なくて心配していた。
先生は高校の時、
書道を勉強したいと言った私に
もっと現実的な話をしろと怒った。
卒業して何年か経って会うと
何だ、○○はもっと夢のある
仕事をするかと思ったのになぁ。
現実的な仕事だなぁと言う。
・・・なに?
言ってる事が真逆だねっか。
どいがーてと腹が立ったが、
数年前に書道を習い始めたと
報告すると
良かったなー。
俺が生きてるうちに個展やって
くれよと返事が来た。
う・・・
個展やるような腕にも
ならなかったし、
先生だって
死んじまったじゃねーか。
今になって思う。
高校の時、反対されても
それでも書道を勉強したいって
言ったら、
応援してくれたかも知れないな。
私の覚悟を試したのかも。
分かんないんだよ、若い時は。
とりあえず先生へ。
サッパリ分からんかった
物理の授業だったけど、
テストの点数ゲタ履かせてくれて
ありがとうございました。