孫の手、猫の手

猫の手よりも役に立つ
孫の手。

誠に便利である。

手が届かない所の痒みには
もちろん、
今回の骨折では
常に孫の手を近くに置いて、

テレビのリモコンやら
ティッシュBOXやら引寄せたり、
紐が付いているものは
引っかけたりと

前傾姿勢になれないので
重宝した。

毎日、会社にも
孫の手と一緒に出勤し、
骨折先輩に
孫の手まで気がつかんかったてと
言われ、

ふふん。
ちょっと得意気。

今度骨折したら
私も孫の手使おうって
また骨折する気なのかよ、先輩。
もう、いいろ。

でもこれ、
怠け者の私のことだっけん
味閉めて
骨折治っても孫の手使うがろね。

骨折する前も
粗大ごみ化してたのに
そのうち猫の手より劣る女と
言われそうだ。

銭ゲバ

悪いことは全部人の精だと
思う人間て世の中いる。

そんな人間はお金も
安易に手に入れようとする。

今まで大勢の人に
面倒みてもらったことも
一気に忘れちゃうのかな？

穴ボコだらけの正当論をかざして
なぜ、お金を得る権利があるのかを
演説する。

いやはや、寒いね。

遠い人間の話かと思ったら
近くにもいたよ、銭ゲバ。

仕事してると
自分が穢れそうな話にも
巻き込まれていくんだなぁ。

あっ！でも、大丈夫なの、
書道で浄化されるから・・・
墨の力ですかね。