秋のマイル王決定戦。1番人気は3連覇を狙うデュランダル。前走のスプリンターズS2着は負けて強しの内容。6歳だが、衰えは皆無。名刀は健在だ。3歳女王ラインクラフトがエリザベス女王杯を回避して適距離のここへ参戦してきた。マイルなら無類の強さを発揮することは春で証明積み。楽しみだ。京都3戦3勝のハットトリックは前走に引き続きペリエ騎手が鞍上。前走の天皇賞7着で見せ場を作ったし、ベスト条件のここは上位進出濃厚。以下、一度使われたサイドワインダー、渾身の仕上げのアドマイヤマックス、皐月賞馬ダイワメジャー、末脚強烈テレグノシスなど豪華メンバーが終結した。楽しみな戦いが淀のターフで繰り広げられる。
【デュランダル】
3連覇へ向けて死角はないか。前走のスプリンターズS2着は10ヶ月ぶりの実践ながら抜群の気配で好仕上がり。力強いトモの踏み込みであった。道中はいつもどおり最後方待機の策。直線で大外に持ち出されると、上がり32秒7の究極の末脚で追い込むも届かず。長期休み明けであれだけの脚で差し届かないなら致し方ない。勝った馬を褒めるしかない。このレースは2連覇中。昨年の大外強襲は衝撃的な脚であった。マイルなら追走が楽だし、究極の切れ味を生かすには京都の外回りはベスト。叩かれての上積みも見込めるし、中間も抜群の動きを披露。衰えは皆無。
【ハットトリック】
前走の天皇賞・秋7着は最悪の超スローの流れ。後方の位置取りでは勝負にならなかった。それでも、直線で外からメンバー最速の上がり32秒6の鋭い脚で最後まで伸びたのは高く評価できる。一応は距離にメドが立った。エンジンの掛かりの遅いタイプで、マイラーズC(阪神)9着のように加速最中に不利があると脆い。ベストは東京のマイルだろうが、京都は3戦3勝。33秒台の切れ味が生かせる。この中間は坂路で好時計を出すなど意欲的な調整。休養明け3戦目で更なる上積みが望める。春はGI級の底力は?と思っていたが、前走の内容から成長を感じる。今なら好勝負できるだろう。
【ダンスインザムード】
実力馬がようやく復調した。前走の天皇賞・秋3着は道中、超スローの流れを好位のイン追走。終始、掛かり気味で鞍上が四苦八苦。4角手前でガツンとハミを取って残り2ハロン地点で早めに先頭へ立つ。一旦は完全に抜け出してあわやのシーンを演出。最後は2頭に差されてしまったが、持ち前のスピード性能と一瞬の脚は十二分に発揮できた。前々走の府中牝馬S8着は超スローの展開のなか、最後方待機。上がり32秒7の末脚を繰り出すも、この流れでは仕方ない。最後まで気を抜かずに走った点に復調を感じさせた。今春はテンションが高く、自分から走るのをやめていた。一度崩れた牝馬は立て直すのが困難だが、さすがは藤沢先生。独自の調整法で見事復活させた。昨年のこのレースは2着。大外枠発走から中団の外目を追走すると、直線で鋭い脚で一旦は抜け出すも勝ち馬の決め手に屈した。今回もデュランダルは強敵だが、揉まれずに集中して走れれば。スピードと一瞬の切れ味で立ち向かう。
【アドマイヤマックス】
前走のスプリンターズS3着は久々ながらマイナス16㌔と渾身の仕上げ。道中は中団のインで末脚を温存。直線でうまく外へ持ち出されると、鋭い伸び脚で猛追するも2頭には及ばなかった。春の高松宮記念より相手が強かった。すべての力は出し切った。年齢を重ねるごとにスプリンターとしての才能が開花した。ここは2ハロンの距離延長が課題となる。昨年のこのレースは中団前目で掛かり気味の追走。直線でいい脚を使えなかった。今春の京王杯SCと安田記念の敗因は、太め残りと考えられる。元々、マイルの実績もあり後方で脚を溜められれば。鞍上は武豊騎手。この中間は4週前から速い時計を出すなど意欲的な調整。一発の魅力を秘める。
【テレグノシス】
前走の天皇賞・秋14着は超スローの流れも向かなかったが、それにしてもいい所がなかった。前々走の毎日王冠2着はスローの前残りの展開のなか、後方から上がり32秒6の長くいい脚で追い込んだ。6歳秋を迎えたが、衰えがないことを証明した。東京コースで5勝しているように、マイル前後で長くいい脚を使うタイプ。大外ブン回しで結果が出ないこともあったが、近走は馬群のなかを突けている。昨年のこのレースは3着。後方から最後はいい脚を繰り出しているものの、差し届かなかった。京都は直線平坦で、スパッと切れるのではなく、除々に加速して伸びるタイプで最後差し届かない懸念がある。ある程度早めに仕掛けられれば。
【ラインクラフト】
3歳女王がエリザベス女王杯を回避してここへ参戦してきた。前走の秋華賞2着は道中、1角付近で若干行きたがるも、何とかなだめた。その後は好位で折り合うも、4角でハミを取って早めに先頭へ躍り出る。ラスト1ハロン付近では完全に突き抜けるも、ゴール前できっちり勝ち馬に差された。やはり、2000㍍では折り合いに気を使う分、思い切った競馬ができない。マイル適性の高さは春に証明積み。桜花賞では大外枠発走からスッと好位を奪うとスムーズに流れに乗れた。直線で鋭い瞬発力でグイグイ伸びて日米オークス馬シーザリオの追撃をアタマ差凌いだ。好位へ取り付くスピード性能に加えて終いもいい脚を使う。古馬相手は楽ではないが、54㌔なら好勝負へ持ち込めるか。
【ダイワメジャー】
天皇賞を除外されてここへ。前走の毎日王冠5着は最終追い切りで破格の時計を計時して仕上がりは良かった。好発を決めると押し出されるようにハナへ。超スローの流れ。3角でコスモバルクに外からハナを奪われる。その後は2番手から脚を溜める。直線を向いての瞬発力勝負で伸び切れず。鞍上によれば「かなりノドが鳴っている」とのこと。今春の安田記念は8着。道中、好位を絶好の手応えで進むも、直線での追い比べに屈した。直線の長い府中では脚の使いどころが難しい。今回のような瞬発力勝負ではスパッと切れる脚のない同馬にとって分が悪い。かといって早めに抜け出す競馬では直線の長い府中では息が持たない。舞台は京都。直線が平坦で切れ味が要求される。早め先頭で押し切りを図る。鞍上ルメール騎手の手腕に期待。
【マイネルハーティー】
最大の惑星はこの馬か。前走のスワンS4着は苦手の道悪。道中は最後方待機で末脚を温存。直線で外目へ持ち出すとメンバー最速の上がり33秒7の切れ味で追い込むもゴール前で脚色が鈍った。ただ、苦手の条件を考えれば高く評価できる内容だった。前々走のポーアイランドS8着は自ら勝ちに行く競馬でゴール前失速。3走前の京成杯AH8着は久々で道中、追走に苦しんで置かれてしまう。直線を向いて外から差して来るも、内にモタれて、まともに追えていなかった。これは太め残りによるもの。それでも、勝ち馬から0.4秒差なら評価できる。今春のNZT1着のように溜めて展開が嵌れば一瞬の切れ味は鋭い。逆に使える脚が短いために、前々走のように早めに動く形ではゴール前で鈍る。作戦は後方一気しかない。他力本願な面はあるが、見限れない決め手を持っている。安藤勝騎手の手腕に期待。
【サイドワインダー】
前走のスワンS2着は道中、後方のインで末脚を温存。終始、馬場の悪いところを通らされる。直線を向いて馬群を割って早めに突き抜ける。一旦は先頭へ立つも、勝ち馬の強襲に屈した。ただ、久々と道悪と早仕掛けを考えれば上々の内容。決して速くない流れを、いつもどおり後方追走。本来なら前目のダイワメジャーを意識して、早仕掛けをしておかしくない。だが、鞍上の福永騎手は全く慌てることはなかった。「急がせると末が甘くなる」ことを熟知し、この馬の末脚を信頼して我慢した。それが功を奏し、直線で上がり32秒6の驚異的な末脚で他馬を子ども扱いにした。直線平坦で広いコースなら鋭い脚を使える。一昨年のこのレースは1番人気に推されるも、積極的な競馬が裏目に出て直線で伸び切れなかった。今回は後方一気で最後に賭ける。デュランダルは強敵だが、この馬の切れ味も相当なもの。陣営によれば「今は痛いところが全くない」とのこと。
【バランスオブゲーム】
前走の天皇賞・秋11着は3番手から流れに乗ったものの、直線で抵抗できず。切れる脚がないだけに超スローの瞬発力勝負では仕方なかった。今春の安田記念9着は直線を向いて抜群の手応え。早めに先頭へ立って押し切りを図るも、最後は脚色が鈍ってしまった。このように切れる脚に欠けるので展開や脚質に注文が付く。舞台は切れ味が要求される京都。昨年、一昨年と8着、4着。厳しい。
【キネティクス】
前走の富士S3着は道中、勝ち馬をマークするように中団馬群の外目を追走。4角で外に持ち出して直線でジリジリと脚を伸ばすも届かず。鞍上は「上位馬とは4角の位置取りの差。」と悔しがった。スパッと切れる脚はないが、平均していい脚を使う馬。だが、GIで勝負できる決め手にはもう一息。
【ウインラディウス】
前走の富士S1着はニシノシタンの作る平均ペースの流れを引っ張りきりの手応えで中団追走。直線を向くと早めに2着馬に競りかけて、そのまま競り合いを制した。ラストの脚がジリっぽくなったのは不満だが、前々走に続いての好走は成長を感じさせた。以前は使うと痛いところがあったが、今はその心配はない。初の遠征競馬がそれを証明している。折り合いに不安がある分GIの速い流れは歓迎。終いの脚を生かす。
【ローエングリン】
一頓挫あって富士Sを回避。安田記念以来の実践となる。鉄砲実績はある。同馬はテン3ハロン35秒台前半で追走すれば好結果を出している。つまり、ゆったりとした逃げ、先行で持ち味が生きることになる。だが、マイルのGIでその展開は望めない。
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【デュランダル】
3連覇へ向けて死角はないか。前走のスプリンターズS2着は10ヶ月ぶりの実践ながら抜群の気配で好仕上がり。力強いトモの踏み込みであった。道中はいつもどおり最後方待機の策。直線で大外に持ち出されると、上がり32秒7の究極の末脚で追い込むも届かず。長期休み明けであれだけの脚で差し届かないなら致し方ない。勝った馬を褒めるしかない。このレースは2連覇中。昨年の大外強襲は衝撃的な脚であった。マイルなら追走が楽だし、究極の切れ味を生かすには京都の外回りはベスト。叩かれての上積みも見込めるし、中間も抜群の動きを披露。衰えは皆無。
【ハットトリック】
前走の天皇賞・秋7着は最悪の超スローの流れ。後方の位置取りでは勝負にならなかった。それでも、直線で外からメンバー最速の上がり32秒6の鋭い脚で最後まで伸びたのは高く評価できる。一応は距離にメドが立った。エンジンの掛かりの遅いタイプで、マイラーズC(阪神)9着のように加速最中に不利があると脆い。ベストは東京のマイルだろうが、京都は3戦3勝。33秒台の切れ味が生かせる。この中間は坂路で好時計を出すなど意欲的な調整。休養明け3戦目で更なる上積みが望める。春はGI級の底力は?と思っていたが、前走の内容から成長を感じる。今なら好勝負できるだろう。
【ダンスインザムード】
実力馬がようやく復調した。前走の天皇賞・秋3着は道中、超スローの流れを好位のイン追走。終始、掛かり気味で鞍上が四苦八苦。4角手前でガツンとハミを取って残り2ハロン地点で早めに先頭へ立つ。一旦は完全に抜け出してあわやのシーンを演出。最後は2頭に差されてしまったが、持ち前のスピード性能と一瞬の脚は十二分に発揮できた。前々走の府中牝馬S8着は超スローの展開のなか、最後方待機。上がり32秒7の末脚を繰り出すも、この流れでは仕方ない。最後まで気を抜かずに走った点に復調を感じさせた。今春はテンションが高く、自分から走るのをやめていた。一度崩れた牝馬は立て直すのが困難だが、さすがは藤沢先生。独自の調整法で見事復活させた。昨年のこのレースは2着。大外枠発走から中団の外目を追走すると、直線で鋭い脚で一旦は抜け出すも勝ち馬の決め手に屈した。今回もデュランダルは強敵だが、揉まれずに集中して走れれば。スピードと一瞬の切れ味で立ち向かう。
【アドマイヤマックス】
前走のスプリンターズS3着は久々ながらマイナス16㌔と渾身の仕上げ。道中は中団のインで末脚を温存。直線でうまく外へ持ち出されると、鋭い伸び脚で猛追するも2頭には及ばなかった。春の高松宮記念より相手が強かった。すべての力は出し切った。年齢を重ねるごとにスプリンターとしての才能が開花した。ここは2ハロンの距離延長が課題となる。昨年のこのレースは中団前目で掛かり気味の追走。直線でいい脚を使えなかった。今春の京王杯SCと安田記念の敗因は、太め残りと考えられる。元々、マイルの実績もあり後方で脚を溜められれば。鞍上は武豊騎手。この中間は4週前から速い時計を出すなど意欲的な調整。一発の魅力を秘める。
【テレグノシス】
前走の天皇賞・秋14着は超スローの流れも向かなかったが、それにしてもいい所がなかった。前々走の毎日王冠2着はスローの前残りの展開のなか、後方から上がり32秒6の長くいい脚で追い込んだ。6歳秋を迎えたが、衰えがないことを証明した。東京コースで5勝しているように、マイル前後で長くいい脚を使うタイプ。大外ブン回しで結果が出ないこともあったが、近走は馬群のなかを突けている。昨年のこのレースは3着。後方から最後はいい脚を繰り出しているものの、差し届かなかった。京都は直線平坦で、スパッと切れるのではなく、除々に加速して伸びるタイプで最後差し届かない懸念がある。ある程度早めに仕掛けられれば。
【ラインクラフト】
3歳女王がエリザベス女王杯を回避してここへ参戦してきた。前走の秋華賞2着は道中、1角付近で若干行きたがるも、何とかなだめた。その後は好位で折り合うも、4角でハミを取って早めに先頭へ躍り出る。ラスト1ハロン付近では完全に突き抜けるも、ゴール前できっちり勝ち馬に差された。やはり、2000㍍では折り合いに気を使う分、思い切った競馬ができない。マイル適性の高さは春に証明積み。桜花賞では大外枠発走からスッと好位を奪うとスムーズに流れに乗れた。直線で鋭い瞬発力でグイグイ伸びて日米オークス馬シーザリオの追撃をアタマ差凌いだ。好位へ取り付くスピード性能に加えて終いもいい脚を使う。古馬相手は楽ではないが、54㌔なら好勝負へ持ち込めるか。
【ダイワメジャー】
天皇賞を除外されてここへ。前走の毎日王冠5着は最終追い切りで破格の時計を計時して仕上がりは良かった。好発を決めると押し出されるようにハナへ。超スローの流れ。3角でコスモバルクに外からハナを奪われる。その後は2番手から脚を溜める。直線を向いての瞬発力勝負で伸び切れず。鞍上によれば「かなりノドが鳴っている」とのこと。今春の安田記念は8着。道中、好位を絶好の手応えで進むも、直線での追い比べに屈した。直線の長い府中では脚の使いどころが難しい。今回のような瞬発力勝負ではスパッと切れる脚のない同馬にとって分が悪い。かといって早めに抜け出す競馬では直線の長い府中では息が持たない。舞台は京都。直線が平坦で切れ味が要求される。早め先頭で押し切りを図る。鞍上ルメール騎手の手腕に期待。
【マイネルハーティー】
最大の惑星はこの馬か。前走のスワンS4着は苦手の道悪。道中は最後方待機で末脚を温存。直線で外目へ持ち出すとメンバー最速の上がり33秒7の切れ味で追い込むもゴール前で脚色が鈍った。ただ、苦手の条件を考えれば高く評価できる内容だった。前々走のポーアイランドS8着は自ら勝ちに行く競馬でゴール前失速。3走前の京成杯AH8着は久々で道中、追走に苦しんで置かれてしまう。直線を向いて外から差して来るも、内にモタれて、まともに追えていなかった。これは太め残りによるもの。それでも、勝ち馬から0.4秒差なら評価できる。今春のNZT1着のように溜めて展開が嵌れば一瞬の切れ味は鋭い。逆に使える脚が短いために、前々走のように早めに動く形ではゴール前で鈍る。作戦は後方一気しかない。他力本願な面はあるが、見限れない決め手を持っている。安藤勝騎手の手腕に期待。
【サイドワインダー】
前走のスワンS2着は道中、後方のインで末脚を温存。終始、馬場の悪いところを通らされる。直線を向いて馬群を割って早めに突き抜ける。一旦は先頭へ立つも、勝ち馬の強襲に屈した。ただ、久々と道悪と早仕掛けを考えれば上々の内容。決して速くない流れを、いつもどおり後方追走。本来なら前目のダイワメジャーを意識して、早仕掛けをしておかしくない。だが、鞍上の福永騎手は全く慌てることはなかった。「急がせると末が甘くなる」ことを熟知し、この馬の末脚を信頼して我慢した。それが功を奏し、直線で上がり32秒6の驚異的な末脚で他馬を子ども扱いにした。直線平坦で広いコースなら鋭い脚を使える。一昨年のこのレースは1番人気に推されるも、積極的な競馬が裏目に出て直線で伸び切れなかった。今回は後方一気で最後に賭ける。デュランダルは強敵だが、この馬の切れ味も相当なもの。陣営によれば「今は痛いところが全くない」とのこと。
【バランスオブゲーム】
前走の天皇賞・秋11着は3番手から流れに乗ったものの、直線で抵抗できず。切れる脚がないだけに超スローの瞬発力勝負では仕方なかった。今春の安田記念9着は直線を向いて抜群の手応え。早めに先頭へ立って押し切りを図るも、最後は脚色が鈍ってしまった。このように切れる脚に欠けるので展開や脚質に注文が付く。舞台は切れ味が要求される京都。昨年、一昨年と8着、4着。厳しい。
【キネティクス】
前走の富士S3着は道中、勝ち馬をマークするように中団馬群の外目を追走。4角で外に持ち出して直線でジリジリと脚を伸ばすも届かず。鞍上は「上位馬とは4角の位置取りの差。」と悔しがった。スパッと切れる脚はないが、平均していい脚を使う馬。だが、GIで勝負できる決め手にはもう一息。
【ウインラディウス】
前走の富士S1着はニシノシタンの作る平均ペースの流れを引っ張りきりの手応えで中団追走。直線を向くと早めに2着馬に競りかけて、そのまま競り合いを制した。ラストの脚がジリっぽくなったのは不満だが、前々走に続いての好走は成長を感じさせた。以前は使うと痛いところがあったが、今はその心配はない。初の遠征競馬がそれを証明している。折り合いに不安がある分GIの速い流れは歓迎。終いの脚を生かす。
【ローエングリン】
一頓挫あって富士Sを回避。安田記念以来の実践となる。鉄砲実績はある。同馬はテン3ハロン35秒台前半で追走すれば好結果を出している。つまり、ゆったりとした逃げ、先行で持ち味が生きることになる。だが、マイルのGIでその展開は望めない。
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