北京より帰任してもう何日?

4年3ヶ月間の北京赴任から日本に帰ってきて…

山西省 三都物語世界遺産と美食(?)を満喫 二日目 石窟と長城

2005-05-05 23:39:03 | 慢慢吃 我が家の家常菜
 「世界遺産と美食(?)を満喫」の続きです。大同駅についてからのお話です。

 現地添乗員に連れられて、大同駅を出た。ツアー専用のバスに乗り込んだ。29人乗りでゆったり座ることができた。
 最初に朝食を取ることなった。ホテルの朝食バイキング。宿泊するホテルは別らしい。内容はレストランで中華バイキング。朝食なので「美食」ではない。息子は食事をあまりしないで、もう一人の子供とレストランでかくれんぼを始めた。初めは柱の影に隠れていたが、そのうちテーブルの下に潜り込み始めた。

 食事の後ホテルを出発、最初の目的地である雲崗石窟へ向かう。大同の道路事情は悪くデコボコが多くてバスが大きく揺れる。1時間ほどして目的地に到着した。
 ここの石窟は5世紀中ごろから作られたらしい。どの遺産を見ても思うことがある。それは、当時の指導者の財力である。それなりのものを作り上げるためには人、物、金が必要なわけで、それを蓄えることが出来たことをスゴイと思います。
 ガイドさんの記憶力も凄かったです。仏像の高さならcmまで、広さも平米単位まで説明してくれた。

 見学の途中に、ガイドさんの携帯電話が鳴った。少し慌てていた。なんと、キャンセルした親子4人が途中から参加することになったそうだ。車で北京から大同まで移動するとのこと。4時間くらいで大同に着くらしい。

 上華厳寺、下華厳寺、九龍壁を軽く見学して午前の見学は終了。昼食は、朝食を食べたホテルの前のお店で食事。普通の店であった。山西省らしい料理といえば、刀削面と猫耳面と燕麦の生地を円柱形にして蒸し上げたものが出てきた。これがツアーに謳っている「美食」だろうか?一番美味しかったのは、茹でキャベツを豚肉と炒めたものでした。ビールは山西省のでした。あまり苦くなかった。お酒を飲まない人は「雪碧(スプライト)」を頼んだ。以後の食事の飲み物の定番となった。
 昼食中に嫁さんの携帯にSMSが飛んできた。親子4人組が八達嶺を通過したと連絡があった。

 鉄道に分断された長城次の目的地は長城。北京近くの長城はレンガを積み上げた堅固なものだが、この辺の長城は土を積み上げただけのものらしい。
 さて、ガイドさんの計画では内モンゴルとの境目にあたる場所までバスで移動する予定だった。途中の道路が工事中でバスだといけないかもしれないが、行ける所まで行くことにした。
 1時間ほど走ったら、バスがいきなり停止した。運転手によるとオイルが漏れているらしい。20分くらいかけて応急処置をして走り出した。
 目指す長城は工事がまだ完了してなくて断念した。写真は戻る途中に寄った別の場所、石炭を運ぶ鉄道のために分断されてしまった長城の跡である。この場所に行く時に、橋のない川を渡った。

 ホテルにチェックイン、立派なホテルだった。しかし、部屋が悪かった。異常に暗いと思って窓際のカーテンを開けたら、なんと工事中の部屋が見えた。おまけに工事の人が歩いている。他の人は明るい部屋らしい。
 近くのスーパーに買い物に出かけた。息子の長袖の服とテレタビーズもどきの柄のサンダルとミネラルウォーターを購入した。大同は海抜千メートルくらいなのでポテトチップのような袋物は大きく膨らんで売られていた。
 買い物に出かけたのは我が家だけらしい。我が家では旅行時にスーパーを見かけるとついその店に入ってしまう。以前、マカオに行ったときも、フェリー乗り場の前にあった「ヤオハン」を見つけて、息子の服(ドラえもん柄)を買ってしまった。

 夕食の時に、親子4人組と合流した。4時間かけて北京から大同に移動、石窟だけは見てきたらしい。ホテルのレストランでの夕食、もっとも美味しかったのは青菜の炒め物、刀削面もでた。またしても「美食」にはありつけなかった。
 子供が4人になって、危険な状態になってきた。お客は我々だけだったが、レストランの中を走り回っていた。中国人に劣らず、我々も子供には甘い。
 

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