山の上には、いろんな動物が棲んでいてたまに山小屋にも遊びに来てくれます。可愛い小鳥たちは目を楽しませてくれますが、熊みたいに来てほしくない動物もいます。今まで家に来ているいろいろな動物の足跡は見ていたんですが、狐の姿をカメラが捉えてくれました。
12月上旬のビデオでまだ雪も積もっていません。

林道を車で走っているときに、何度か見かけたことはありましたし、まだ大学生の時に行った北海道でも狐は見ていたので、うちのベランダのカメラに映った時も別に珍しいとは思いませんでしたが、記憶にある狐のサイズよりも大きな気がしてすこしびっくりしています。私のこれまでのイメージは、小型の細い柴犬くらいと思っていたのですが、ビデオではもっと大きく見えました。
近所の人から、「家の外には絶対に餌になるようなものは置かないようにしないと、野生動物が味をしめて寄ってくるよ」と言われていたにもかかわらず、前回シャケを夜、外に干していてやられた経験で、今は生ごみは勿論、大根干しさえも夜には絶対に家の中に入れるようにしていますが、こんな動物たちがうろうろしていたらさすがにやばいということを再認識しました。
特に熊は賢くて力持ちなので厄介です。2軒隣の家の倉庫の雪よけ用に二重に作られている塀の間にスズメバチが巣を作った時、一晩で熊がその巣の幼虫を食べるためにその外側の塀を壊した話や、同じ村内のチーズ屋さんも、一晩で工場の壁を壊されて、侵入した熊からチーズを食べられたとか。写真も見せてもらいましたが、凄まじい破壊力です。でも人も負けてはいないようで、最近も近くの温泉宿で罠を仕掛けてて熊が捕れたと皆で熊鍋で食べたとかの話も聞きます。でも、猟師さんが高齢のために減っていて、その為野生動物が増え人と動物のテリトリーの境目がどんどんあいまいになってきているようです。人と動物がお互いに干渉せず生活できれば良いと思うのですが、あまい話なのかもしれません。