山の上での最強寒波は凄いです。
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久しぶりの山小屋。
先ずは駐車場作りの為の雪かきからですが、雪かきを進めて行くと何と門柱にしていた太い丸太が根元からポッキリ折れて入り口を塞いでいます。更に凍った氷が地面と丸太をくっつけています!
しょうがないので、丸太を避けながら雪かきを進める事2時間。何とか玄関までの道は出来ましたが、車を駐車するスペースは出来ていませんし、丸太の問題も残ってました。
そこに登場されたのは、お隣のご主人です。私達が苦戦しているところを見て雪かきマシンを出動させて助っ人に来てくれました。おまけに例の丸太も鉄パイプを2本使って、氷を剥がして私と2人がかりで見事に邪魔にならない所に移動させてもらいました。感謝感激です。私達が2時間かけて雪かきした面積と同じくらいの車の駐車スペースも機械だと10分程度であっと言う間に終了しました。
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この地はここ数日猛烈に冷えて最低温度はマイナス18度、最高温度もマイナス8度と言う始末です。寒い温度に慣れてる家庭でも水道管が凍って水が出ないは当たり前で、水道管の破裂もよく聞きました。ある人は水道菅の破裂で元栓を閉めるのに雪を1m以上掘ってやっと止められたとか。我が家では水道管にこれでもかと保温を施しているので今年もそんな事態にはなりませんでしたが、電気代が物凄い事になってます。
車でもヒヤリとした事がありました。これまでの失敗から、一応当地に到着時にはこの地区で軽油も15ℓの給油もしたし、ウインドウォッシャー液も今まで入れてたマイナス15度対応品に追加してマイナス30度対応品を1ℓ入れたので安心していました。山の上で晴れた日に街まで用事で出掛けようと車に乗りました。エンジン始動は、少しもたついたものの無事に動いてくれましたが、ウインドウォッシャー液が出て来ません。前回はコレで部品が壊れて修理が必要になったので少し心配ながらも、エンジンは暖気せずにスタートしました。これが悪かった。我が家から街に行く時はほとんどが下り坂でアクセルを踏み込む事が余りありません。エンジン回転数が上がらないまま数キロ行った辺りでエンジンストップ。狭い山道で、道の隅に寄せながら止まってエンジンをかけます。何回か目かで始動しますが直ぐにストップ。太陽は出ていたのでボンネットを開けて、少しでもエンジンを温めようと思いました。ボンネットを開けた時にエンジンを触っても氷の様に冷たい。最悪はロードサービスを呼ぶしか無いのか?と半ば諦め掛けた頃に、コレまたご近所の車が偶然通りかかり止まってくれました。最悪はその方の家から別の車を持ってきて引っ張ろうかとのご提案。もう少し頑張ってみてもし駄目ならご相談させてくれといい別れました。有難いもんです。
その後、しばらくしてエンジンも始動し暖機運転を続けてたら、エンジンの調子も復活して、その後は問題なく動いてくれました。街に下りて気温もマイナス2〜3度と暖かくなってウインドウォッシャーもフロントもリアからも出始めました。多分以前のマイナス15度対応のものがよく混ざらずに凍りかけてたと思い、ガンガン使ってマイナス30度対応の液になったと思うので、もう大丈夫だと思います。これらの経験から、山の上で寒波が来ている時は特に車のエンジンかけてもしばらく暖気運転して寒冷ランプが消えてから動き出す様にしました。
その他にも、他の家はどうしているのか分かりませんが、お風呂の風呂釜関連も工夫しています。山でのお風呂は灯油を燃料にしています。そして風呂のお湯を循環洗浄機能付なので、風呂桶のお湯を抜いても風呂釜の中から完全にお湯を抜くには面倒な手順が必要になり、よって山小屋へ滞在中はタンクの中には残り湯があって、コレを凍らしてしまうと大変な事になります。以前一度微妙に凍らしてしまいヤバかった事があります。とても大変でした。
そこで対策として、今は風呂桶のお湯は次のお風呂までそのままにしています。そして朝に一度電源入れて風呂釜の中のお湯と、風呂桶のお湯とを循環させます。すると風呂釜の朝の温度は大抵5度くらいになってキンキンに冷えていますが、風呂桶の残り湯はまだ暖かくて30度くらい有るので直ぐに風呂桶の温度と一緒になり凍る事を防げます。その後にお風呂に入る前に風呂桶の残り湯を捨て、新しいお湯を湯船に張り風呂釜循環させながら保温する様にしています。勿論、山小屋を離れる時には風呂釜内のお湯も全部抜くので凍って風呂釜が壊れる事は無くなるのですがこの作業は都市部のガス釜の風呂に慣れた者からすると大変面倒な作業です。それでも山の上のお風呂は、何故だか身体が芯から温まります。良く薪でたいた風呂は温まると言いますが、同じ水道水を温めているだけなので同じだと今でも思っていますが、この感覚だけはとても不思議です。
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